相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

株式は生き物です。

生き物だから、実際にどう動くのかは
誰にもわかりません。

株式投資はリスクが高過ぎる
株式投資なんかしないほうがいい
そう言う人の意見もわからないではないです。

だからこそ、リスクを裂け
より完璧なエントリーポイントを見つける為に
チャートの研究をするのです。

昔からよく、株式投資は航海に例えられます。

あなたを乗せた船が、荒波に浮かんでいるのを
想像してみてください。

周りに何も見えない海のど真ん中では
船の行き先を示す「海図」がないと困ります。

生きるか死ぬかの瀬戸際です。
海図だけでなく、
風向き、星の位置、潮目、気温など
あらゆる情報があります。

どんな些細な情報も見逃さずに
航海の判断をしなければ
命が亡くなるのです。

この航海における海図の役目を果たすのが
「チャート」になります。

このチャートには
株式が発する様々なサインがあります。

その中でも、僕が実際に役に立ったというサインを
徹底的に解説していきます。

さて今回は、チャートが「鍋底」のような形
になるパターンの紹介です。

下図のように、株価が一定の範囲で動き
長期停滞していると、鍋底のような
緩やかなカーブを描きます。

この形は、下落を続けた後だけでなく
上昇している途中にも起こります。

どうしてこのような動きになるのでしょうか?

まず、銘柄の株価の評価が固まってくると
値動きが少ない状態が続きます。

その後、鍋底が底の部分から
縁(フチ)の部分へと盛り上がり
株価が上昇をするというパターンです。

株価の値動きが少ないということは
投資家が株価の動きを見て
どうしたらいいか分からず
グズグズと躊躇っている状態です。

特に、下落局面を続けてきたにも関わらず
それ以上、株価が下がって行かない・・・
ということは、要注目です。

なぜなら、売りがほぼ出尽くして
買いと力加減が拮抗している
ということだからです。

これは、買いのエネルギーが
徐々に蓄積されているとも言えます。

この場合は、一度株価が上昇を始めると
時間をかけて溜まった買いの力が放出され、
長く上昇することが多いのです。

「鍋底」は、とても信頼のおける
買いシグナルと考えてくださいね。

その実例を見ていきましょう。

2002年3月に高値を付けて以来
下落を続けていた株価が、
2003年で底値近辺で安定しています。

そして2003年3から5月にかけて
「鍋底」を形成した後、
鍋の縁が盛り上がるように

株価が上昇を始めています。

これは典型的な「鍋底」パターンですね。

「鍋底」は、それまでに溜まってきた
買いのパワーが大きいので
その後、上がる可能性が高いのです。

鍋底に見えない???

そんな風に思った方は、
いろいろチャートを見て「鍋底」を探し出し、
見慣れるようにしてください。

最後にもう一度言います。

航海の海図の役目を果たすのがチャートです。

豊かな人生を送りたい。
普通の仕事をしていたのでは、
到底考えられないようなお金を手に入れたい・・・

そう考えるのなら、チャート研究をしてくださいね。

もちろんチャートだけ勉強しても勝てませんが
チャートは、トレードする上では欠かせないものです。

頑張ってください。

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ブログで学んだことを出来るようになる為の練習をしたい方は
以下の記事をご覧ください。

相本哲士の株トレード写経チャート21日間チャレンジ