相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

今回は、一番手堅いと言われる売りのポイント
「トリプルトップ」についてお話しします。

この「トリプルトップ」は
株式相場の世界では、昔から国内外問わず
よく取り上げられる下落パターンです。

中央の山が最も高くなる山型のローソク足で
人間の頭と肩にも似ていることから
「ヘッドアンドショルダー」とも呼ばれています。

この形が特に高値圏で出た場合には
株価が急落する可能性が高いのです。
つまり「下落の前兆」だということですね。

特に、この形が週足チャートで出てきた時は
非常に手堅い売り仕掛けのポイントであると言えます。

週足でこの形を事前に察知し
下落トレンドになる可能性があると思ったら
日足チャートを追いかけて
実際のエントリーポイントを探るといいですね。

下記のチャートが典型的な
「トリプルトップ」のパターンです。

株価というのは、
いきなり大幅に下がるということはありません。

暴騰であれ、暴落であれ
必ず予兆というものがあるのです。

日々、株価チャートを焦点を絞って見ていれば
その予兆に気が付くようになれます。

その予兆を見慣れることが出来れば
自信を持ってエントリー出来るのです。

そうなれば、他人の意見に左右されず
自分の投資判断が最大の手がかりとなれます。

暴落の予兆に気付けるくらい
株価チャートを見て下さい。

また、このようなキレイな3つの山は
そんなに多く出現することはありません。

しかし、
3つの山ではなく、2つの山で形成する

「ダブルトップ」

であれば、目にすることは多いと思います。
これも株価が下落する兆候であると捉えましょう。

この「ダブルトップ」には
2つのパターンがあります。

一つは、大きい山の後に小さい山が来る
高値を更新できないでいる
山の頂点が、右肩下がりのパターン。

もう一つは、小さい山の後に大きい山が来る
高値を更新する
山の頂点が、右肩上がりのパターンです。

この2つのパターンで大事なのは
山の谷間に当たる安値です。

この山の谷間の安値を付けて
株価が上昇しだしたら
「ダブルトップ」にならないか?
よく観察しましょう。

安値を割ったら、即エントリーします。
前回の「トリプルトップ」と
今回の「ダブルトップ」は
かなり手堅い売りの勝ちパターンですが・・・

その後、急落せずにウロウロと
株価がもたつくようであれば
思惑が外れたと考え
早めに手仕舞いをしましょう。

ここで問題です。

この「ダブルトップ」には
2つのパターンがある。

一つは、大きい山の後に小さい山が来る
高値を更新できないでいる
山の頂点が、右肩下がりのパターン。

もう一つは、小さい山の後に大きい山が来る
高値を更新する
山の頂点が、右肩上がりのパターンです。

この「右肩下がり」と「右肩上がり」
どちらのほうが、強い売りシグナルだと思いますか?

それは、、、

後者の「右肩上がり」になります。

「右肩上がりダブルトップ」は
「右肩下がりダブルトップ」よりも
より強い売りシグナルなのです。

なぜなら、「右肩上がりダブルトップ」の方が
下落する勢いが、強いと考えられるからです。

ところが、「右肩上がりダブルトップ」は
一般投資家にとっては、仕掛けにくいのです。

なぜなら、「右肩上がり」の方が
「右肩下がり」よりも下落幅が大きいので
大きく下がっているから売りにくい・・・

そう考えてしまうのです。

一般投資家は、大きく上がったら買いにくい
大きく下がったら売りにくい・・・

そういう心理を持っているのです。

右肩上がりのダブルトップが
下に抜けたら、大きく下がる。

右肩下がりより、エントリーしにくいでsyが
このダブルトップの形を見慣れてしまえば
恐れることはありません。

きちんと損切りするポイントを考えた上で
積極果敢に攻めていきましょう。

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