相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回も、前回に引き続き
横バイ局面の攻略方法を徹底的にやって行きましょう。
実際の私の練習風景を見ていただきたいと思います。
横バイ曲面の練習方法
練習する方法は以下のとおりになります。
・チャート全体を見えた状態で自分でやってみる
 ・次にそのチャートを隠して自分でやってみる。
 ・間違ったところを反省する。
今回は、「東ソー」を題材に、解説させて頂きます。
この日足チャートのグレー部分のトレードをやってみます。
まずは、チャート全体を見えた状態で自分でやってみるのですが
その前に、チャート全体を見て、建玉のプランを立てます。
全体をチャート全体の見えながら
それぞれの地点で、自分ならどうするか建玉を考えるのです。
ひとつひとつ丁寧に見ていきましょう。
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このチャートの右半分の部分を「拡大」してみます。
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高値1→高値2→高値3と高値が上がってきているのに対して
高値4は、高値3に届く前に下がってきています。
同じように
安値1→安値2は高値が上がっていますが
安値2→安値3は、ほぼ同じか少し下がっています。
安値4は、安値3を大幅に下回ってしまいました。
これを見て、気が付かないといけない事は
「上昇局面から横ばい局面を経て下降局面になっている」
ということです。
では、それぞれのローソク足で、どういう建玉をするのか
まずは、チャートを見ながらやってみましょう。
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自分で理屈を付けて、どういう建玉をするか。深く考えてみる。
①0−2
5日線(赤)、20日線(緑)、60日線(青)が上を向いている中で
ローソク足が、
300日線(オレンジ)を超えて来たので買いを入れてみます。
②2−2
300日線を超えていたのも、2日間だけで、又300日線を下回って来ました。
5日線も下回り、陰線で、どうも上値を抑えられている感があります。
下がると怖いから、買いを持ったまま、売りヘッジを入れましょう。
これで、上がっても、下がってもいいようになります。
③3−1
300日線上で陰線。
前の高値に到達する前で、株価が失速しそうです。
買いを1切って、売りを1増やします。
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④4−0
300日線を完全に下回って来ました。
5日線、20日線も下に割ってきたので、買いはいらない。
さらに、買いを1切って、売りを1増やします。
⑤5−0
下げ局面継続中、60日線も割ったので売りを追加します。
⑥6−0
さらに、下げ局面継続中、100日線も割ったので売りを1だけ追加します。
下げ幅がかなり大きいこと、前の安値まで、あと少ししかないので控えめに・・・
⑦0−0
ローソク足が、十字になり売り買い交錯している状態。
100日線を上回ってきたので、ここで一旦手仕舞います。
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では、この株価の流れが分かったら、
今度は、自分で隠してトレードをやってみましょう。
まずチャート全体を見て、ストーリーを立てる。
いろいろな気付きが得られたあとに、隠して、もう 1 回やってみ る。
この練習方法は、相場先生が今でも練習しているやり方です。
株式投資が上手になる近道はありません。
・チャート全体を見えた状態で自分でやってみる
 ・次にそのチャートを隠して自分でやってみる。
 ・間違ったところを反省する。
これを何百回、何百銘柄とやってみる。
練習は裏切らない。
練習たくさんやって、うまくなりましょう。
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では、もう1銘柄だけ、やってみましょう。
1998年の大和証券の日足チャートです。
このチャートを見て何に気付きますか?
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まずは、この場面で儲けを取るためのストーリーを考えましょう。
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・ずっと、下降局面で下がってきた株価が大きな節目である300円近辺で横ばってきた。
・今まで触れることのなかった20日線(緑)に当たってきた、
3回目に20日線を超えてから上昇局面になった。
・300円を下回らなくなり、株価が本格的に上げだした。
20 日線に当たって下げてを繰り返す。
当たって下げたけれども、
下がっても、前の安値に並んだら、
次は、大き く上がるのです。
株価が、 20 日線に3 回ぐらい当たって、
次の底が浅いと、上昇局面になる。
こういう流れをが読める人になってください。
では、詳しく見ていきましょう。
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①0-2
300円という大きな節目で株価が踏みとどまって
長い陽線になったので買いを入れる
②2-2
やはり20日線を一度で越えるのは難しい・・・
ヘッジの売りをいれる
③4-2
300円を割ってきたので買いはそのままで売りを追加する。
もし、上がってしまったら、すぐに手仕舞うつもりでいること。
④2-4
一度割った300円という節目を超えてきた
かつ、5日線(赤)の上になったので
先ほど追加した売りを切って
買いを2足します。
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⑤4-4
2回目の20日線に挑戦し越えてきましたが
どうも350円の節目は越えにくそう・・・
まだ、A(上昇)局面ではなく、B(横ばい)局面の可能性が高いので
売りを追加します。
ただし、今回は20日線を超えてきたので
次の下げが浅かったら上昇局面と考えて
本格的に買っていくことをイメージしておくこと。
⑥0-8
5日線も20日線も越えてきました。
完全に買転換します。
⑦0-8
大きく上がってきましたが
400円の節目と60日線(青)が気になるので
そのままで様子見します。
⑧0-0
60日線と400円の節目なので
全部手仕舞いする。
以上になります。
株式トレードで上手くなる方法
自分が練習したいところ、練習しなければいけない
パターンのチャートを見つけて、
あれこれストーリ ーを作って(先の流れを読んで)
1つ1つのローソク足について売買する理由を考えてみる。
理由を付けた後、株価がどうなるかを見る。
株価は、どうなるかは分かっているけれども、
その部分を本番のつもりで隠してやってみる。
失 敗をする。
何故、失敗したかを反省して、もう 1 回隠してやってみる。
これが、株式トレードに勝てるようになる練習方法です。
株は技術です。
1 度身に付けたら、一生ものです。
ぜひ真剣に取り組んでみてください。
私も、 あなたと一緒になって
この技術を磨こうと思います。
一生懸命に練習をやって、トレードでうまくなって、
経済的に豊かになりましょう。
今回で、B(横ばい)局面は終了です。
次回からは、下降局面の攻略をしていきます。
お楽しみに・・・
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。
