相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回も、ショートトレードの実践の講義をしたいと思います。
下記、「コニカミノルタ」の日足チャートをご覧ください。
いつもどおり、このチャートを見て気がつくことを2・3個あげて見てください。
以下のような点に気がつけばいいと思います。
・株価が、もうすぐ前の安値に届きそうである
・株価が、下落し始めてから3ヶ月目になる
・株価が、20日線(緑)に絡む日数が増えてきた
下記チャート参考。
以上の3点から、この後の上昇相場で儲けを取ろう、
と想定しておきます。
その後、実際の株価は、以下のようになりました。
※下記のチャートの右端グレーの部分
最初は、前の安値も下回って下げましたが
最終的には大幅上昇をしました。
それぞれ、大事なポイントに数字を付けました。
あなたなら、どういう考えで建玉をしますか?
1つ1つ丁寧に考えながら、読み進めて見てください。
①2−0前の安値である1300円で下げ止まると想定していましたが
想定が外れて、前の安値である1300円を株価が割ってしまいました。
想定と違っても問題ないです。
基本的には、下がったなら、売りを入れる。
上がったなら、買いを入れる。
そうする中で糸口をつかんで、建玉の操作し最終的に勝ちに持っていくのです。
今回は、売りからスタートします。
②2−0のまま
陰線が多いのですが、赤色の5日線に接触する事が多くなってきました。
そろそろ底を付けるかも知れないと心構えをしておきます。
この後、5日線を陽線で越えてくるなら売りを切って買いを入れる。
逆に、陰線で安値を更新するようであれば、更に売りを追加する。
以上の事を、この地点で決めておきます。
③2−2
株価が、5日線の上に出て来たので買いを入れます。
念のため、売りは残しておきます。
もし明日も、5日線の上で陽線が出たら、売りを切って買いを追加するように考えておきます。
④0−4
予定していた、5日線の上で陽線が出ました。
2日連続陽線でもあるので売りを切って買いを追加します。
⑤0−6
20日線(緑)も越えて来たので、更に買いを追加します。
売りのメドは、60日線(青)の辺りまでを想定します。
60日線近辺で株価が陰線で越えれないようなら売りを考えます。
下図参照。
実際には、60日線も越えて上りました。
⑥0−6そのまま。
株価が、1500円という大きな節目を踏みました。
ここで、株価が○○円を
「踏んでいる」と「越えている」
の違いを確認しましょう。
下記の図をご覧ください。
上の図が踏んでいる。
下の図が越えている。
踏んでいるチャート
越えているチャート
踏んでいるときは、その後どうなるかまだ分からない状態です。
翌日、陽線になれば基本は下がります。
1日割っただけでは確信できないのですが
もし2日連続割ると弱い。
こういうふうに考えます。
「踏んでいる」と「越えている」の違いは分かりましたか?
⑦0−0
節目の1500円近辺で横並び陰線が三日続いたので
ここで全部、手仕舞いします。
以上、下げ局面からの上昇相場を取るトレードを講義しました。
今後も、どんどん実践練習を取り上げて行きます。
次回の講義もお楽しみに。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。