大事な部分なので、もう一度言いますね。
今、1カ月、2 カ月と上昇してきて3 カ月目になりました。
従って、買いから入るよりは、最終的な下げを狙う場面であります。問題は、その後の黒丸の部分です。
「?どうなるブラックボックス?」の部分です。
この黒丸の部分でどういう動きをして、最終的に下げていくのか、
あるいは、予想が外れて上がっていくのか。
この黒丸の中をどう対応するかが、かなり重要になります。それは、日々のローソク足の中で、
「弱そうだな」「弱そうだな」というローソク足が出てきたときに
売りを入れていくのです。
逆に、「上がってしまうと困る」ような強いローソク足が出たら
時々、買いヘッジを入れます。
基本は、売りで取ろうと思っている。
しかし、上がってしまうと恐いので、
その保険として「買いヘッジ」を入れるのです。
実際の値動きは下記のようになりました。(右端のグレーの部分)
これは最終的には下がりました。
最終的には下がりましたが、その前に一旦上がりました。
最終的には下げるのだけれども、
それを確信できるまでは、上がる かもしれない。
上がってしまうと怖いから、時々 買いヘッジも入れながら
売りを積み上げていって、本当に下がるなと思ったときに、
買いを全部外して、最後に売りを足していくと多くの儲けが取れます。そのことを、下記のチャートで実際に確認してみましょう。
先ほどの考え方でこのチャートを見るとどうかというと、
ブラックボックスの部分は、③〜⑤の部分ですね。
①から順番に見ていきましょう。
①2−0
上昇してきて3ヶ月目に入った株価が
5日線(赤)と20日線(緑)を下回ってきました。
まずは、売りから入ります。
②4−0
更に、安値を更新したので売りを追加しました。
この部分で買いを持っている人は、
5日線を 3日間下回っていますので非常に厳しい状態です。このまま下がってしまうと、うれしいのですが
あなたが、本当の株のプロになりたいと思うのなら
このまま 売りが4だけで 下がってしまう困るのです。
なぜ困るのかと言うと
4000株だけで下げを取るより、
6000、8000株で下げを取ったほうが儲けが大きくなるからです。
もう一度、株価が上がってくれて、
前の高値に当たった辺りで、さらに空売りを 2追加すれば 6000株で儲けが取れる。
更に下げが確信して、さらに空売りを 2追加すれば 8000株で儲けが取れます。
このまま下がってしまうよりも
一旦、上がってから下がってくれた方が儲けが大きくなるので嬉しい
ということです。そう思えるようになると、あなたも株のプロに一歩近づいた証拠です。
大事な部分なので、もう一度言いますね。
下げたので、最初に 2000 株売りを入れた。
もっと下げたから 、追加で2000株の売りを入 れた。
その合計4000株で下げを取るよりは、
その後、上がっていく途中で買いヘッジを入れながら、売りを追加していく 。
上がって行くと 、その間売り玉は損していますから
一緒に 買い玉を引きずって持っていく。
それが本当のプロの建玉になります。
③4−1
株価は下がらずに、
5日線と20日線を踏んで陽線で上昇してきました。
買いヘッジとして1を入れます。
④4−2
株価は、5日線と20日線を陽線で超えて上昇してきました。
更に追加の買いヘッジとして1を入れます。
ここで、
この③と④の場面で
買いヘッジを少なく1ずつ足した理由を考えて見ましょう。
何となく「玉を入れた」では、ダメです。
売り買いするには、キチンと理由を付けて売買をするようにしましょう。
現在は、3ヶ月上がった後、もみ合いになっている状況が分かります。
3カ月上げた後ですから、横ばい。
3ヶ月間上昇した後、その後4・5・6ヶ月と上昇しづけるパターンは
よほどの強いマーケット状況でないと起こりにくい・・・
ですから、3ヶ月上昇した後なので
横ばいか下降局面になることを想定しておきます。
また、緑のラインである「3100円」を越える事ができるかどうか。
この後、どうなるか。非常に興味のあるところ。
もう少し上げて、明日ぐらいで陰線になってくれたら
作戦どおりなんだということです。
こういうふうに考える事が出来たら、合格です。
そこで、この場面での建玉ですが、
3100円を上に抜けたりは しないだろうということで、
4−4ではなくていいなと考えました。
下げる確率が高いと思っている場合には、 半分買いヘッジの2でいいと考えます。
もし、上がってしまうかも しれない雰囲気があるときは、3か4と多めに入れます。
大きく上がらない確率が高いと思っているので
4−2にしました。
⑤6−0
ここは、前の④の部分での想定をしていなければ難しい建玉になりますが
想定通り3100円に当たって陰線で下げ出しましまた。
買いを切って売りを追加します。
ただし、もし3100円の上値を越えてくるようであれば
売りを減らして、買いを入れる心つもりはしておく事。
建玉の操作は柔軟に考えましょう。
⑥8−0
陰線で安値を更新したので追加します。
⑦10−0
予定通り、前の高値を越える事が出来ずに下げだしました。
売りを追加します。
⑧12−0
5日線が下向いて下げています。
更に売りを2追加します。
⑦12−0でそのまま
窓を開けて陰線で安値を更新してきました。
尚且つ、20日線を5日線が下に抜いて来ました。
売りを追加するか、買いヘッジを入れるか、何もしないか?
悩みどころです。
それまで、自分は 売りを12000株 を持っていて、
前の安値である②のローソク足に達したときに
売りを追加するか、買いヘッジを入れるか、何もしないか?
どれが儲けを出すために有利か、考えてみましょう。
前の安値である②を下回ったときは、12−0だった ら有利です。
12−0の建玉で何が心配かと言えば、
次の日、前の安値で陽線で上がってしまうことが心配です。
そこで、今私がやろうと考えていることは、 下げを取る事です。
ですから、本玉は売りです。
本玉が売りのときにヘッジを入れるのは、反対に動いたときです。
事故は起こってから救急車を呼びますね。
それと同じで陽線が出てしまったら買いヘッジを入れる。
従って、今日は何もしないのです。
このように、ローソク足の1本1本を真剣に取り組む。
練習だけど、緊張するぐらいの真剣に練習をしないと
株式トレードは上手くならないです。
⑧0−0
久しぶりに5日線に陽線で触って
60日線(青)と100日線(紫)で踏みとどまっています。
ここで、全部手仕舞いします。
今回の場面は、 どの銘柄でも頻繁に起こり得る値動きです。
あなたも、今回の講義を何度も読み返して
自分のモノにしてください。
次回も、濃い内容の講義をしていきます。
お楽しみに。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。