相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

株トレード実践編
ショートトレードも終盤に近づいて来ました。

その1、その2、その3・・・と
少しずつレベルを上げてトレード技術をお伝えしています。
このブログの講義をとおして
あなたも、ご自身のトレード技術のレベルを上げていってください。

では、行きます。

下記は、「日本通運」の日足チャートになります。

例によって、このチャートを見て
気がつく事を、2つ3つ上げてみてください。

以下のような点に気がつけばいいと思います。

・前の安値である4600円まで株価が下がって来ている
・株価が全ての移動平均線の下にある
・3ヶ月間もの期間、下がり放し、高値がどんどん下がっている

下記、チャート参照。

今のところ下げ止まって上に行くか、
それとも、踏みとどまって上がり出すか、
何とも言えない状況です。

前の安値の緑のライン、4600円を
下回って来ないかどうかが注目ですね。

しかし、実際の株価は以下のように
4600円を大きく割って下げました。

最終的には、大きく上がりました。

その際に、どういった建玉の操作をすれば
この下げ局面と上げ局面で儲けをとる事ができたでしょうか?

以下、その考察をして行きます。

①2−0
ここは売りを入れる場面。
それまで、前の安値で、踏みとどまっていたにもかかわらず
その安値を陰線で割り込んしまったからです。

安値を下回ったら売る

②4−0
長い陰線で安値を更新して来ました。
売りを追加します。
全部の移動平均線が下を向いているので、まだ下げ基調です。

③4−2
陰線ではありますが2日連続で5日移動平均線の上に株価があります。
下げはじめてから3ヶ月目に入るので、いつ上昇に転じてもおかしくないので
売りはそのままで、買いを2だけ入れます。

これで4売り、2買いの状態です。
この買いの2は以前にやったヘッジではありません。
この地点では、この後、
大きく下がる可能性も、大きく上がる可能性も
どちらもあるので、売り買い共に本玉になります。

今は、どっちを向いているか分からないけれども、
少し下げ止まる予兆が出て来ている。
このあと、いかに買いを増やしていって、売りを減らすか。
あるいは、また下に割り込んでしまったときに、
また売りを増やすかという事を考えながら建玉を操作して行きます。

明日以降の 1日、1日でどうなるのかを見極めて行く。
今は、4−2 です。
100%上がると思ったら、0−100とかににすればいい。
だけれども、今日の段階では分からない。

この地点で、あなたが分かることは、
下げ基調は続いているけど、まだ 下げ止まってはいない。
しかし3ケ月間下がってきた株価が5日移動平均線の上に出てきた。
だから売りを維持しながら、買いを少し入れる。
そういう場面です。

④6−2
おととい買いを入れてしまいましたが
すぐさま下がって来ました。
更に安値を更新したので、売りを追加で入れます。
買いの2は、次の上昇に備えて置いておきます。

④の後の5日間(黒丸で囲った部分)では
5日線の上に出るまでもないものの
5日線に触れている事。
また、陽線と十時線が連続しているので
かなり雰囲気としていい感じ担っています。
株価が下げ止まる可能性が高まりつつあると考えていい状態です。

⑤4−4
ここの地点で、いくつ売りを外して
いくつ買いを足す事ができているか
非常に難しい局面ではありますが
少なくとも、上記のように
下げ止まる可能性が出てきたとして
売りを2減らして、買いを2足す。
4−4と売り買いが同じ数になっていることは必要になります。

⑥2−6
案の定上がって来ました。
緑の20日線が近いこと、
大きく下がった後なので
少し横ばいになる可能性もあるとのことで
売りを2だけ切って2残し、その分買いを2足します。

⑦6−6
昨日、上がると思っていたのですが、
今日は陰線で下がって来ました。
上がっても下がってもいいように
売りを4足して、売り買いイーブンの
6−6にします。

ここでは底を打ったか、まだどうか分からないです。
このまま、下げて行ってしまう可能性もあります。
もし、この近辺が底だとしたら、
この後、少し下げていって、
前の安値並ぶあたりか、その手前で下げ止まる。
そして、もう一度、20日線に触る。
こうなれば、底の可能性が高くなります。

この日は、5日線を陰線で割っているから、
売りは追加は必ず必要です。
どんどん下げてしまう場合もあるので、
6- 6 で問題ないと思います。

まとめますと、
この後、もし前の安値を下回るようであるなら買いを切って売りを更に追加する。
この後、もし前の安値まで下がらずに反発しだすと本格的に上がるので売りを切って買いを足す。

明日以降のローソク足が
「こうったら どうなる」
「ああなったらこうなる」
というのを考えてみる。
そうして、明日を迎えるのです。

⑧0−6
前の安値を割るどころか陽線で切り返し上がって来ました。
売りを全て切ります。

20日線に当たって下げるという可能性もあるので
売りを残すという考え方もあります。
しかし、このまま売りを放っておくと、
上がってしまった場合に、売りが切れないで、大変面倒なことになります。

現在の局面は、下げ始めて、1カ月、2カ月、3カ月になり
20 日線の上にローソク足が3日連続ある状態です。
ですから、一旦空売りを切っておいて、
本玉買いにしておいて
もし、20日線に当たって陰線が出たらヘッジを入れる。
この作戦のほうが、有効だと考えます。

⑨0−8
陰線ではありますが、緑の20日線を2日連続越えて来ました。
又、5日戦が下から20日線を抜けて来たので
これも強気の材料になります。
買いを2足します。

⑩0−10
大きな節目である5000円も陽線で越えて来ました。
2だけ買いを追加します。
あとは自動運転、
5日線に触れて株価が陰線で横這うようになったら手仕舞いします。

⑪ 0−0
買いを全て手仕舞いします。

短期トレードとはいえ
かなりハイレベルなトレードになりました。
いきなりこのレベルまで到達するのは難しいですが
半年、一年と真面目にコツコツと練習を続けていると
似たような局面に遭遇し売買の仕方がわかるようになります。

将来の株価の動きというのは、ある程度、読めるのです。
しかし絶対はない。
ですから、外れたら外れたほうに玉の操作をすればいい。
常に株価が、どうなるか読んでいく。

そういった習慣を身につけておいてください。

次回の講義は、ショートトレードの最終回です。

お楽しみに。

T-Aimoto

<補足>

これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。

読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。

いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事

があれば、

内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。

1記事につき最低7回。

そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。

基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。

頑張ってください。

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