こんにちは、相本です。

今回はチャートを読む練習の仕方

「チャートリーディング」

について解説をしたいと思います。

「チャート・リーディング」

というのは「チャートをReading(読む)」

つまり「株価の流れを読む」練習のことです。

実際にどうやって練習していくか

2016年前半の「椿本チェーン」の日足チャートを使ってやってみたいと思います。

最初に見るのは移動平均線の傾きと位置

まず最初に見るのが移動平均線の傾きと位置です。

①300日移動線(オレンジ色)が下がっている。
300 日ということは 1年 3カ月分の平均が徐々に下がっているということですから
長い期間、上下しながら下げてきたということになります。

②続いて、100日も60日も移動平均線が下がっている
特に、ここは60日線が 100日線を下に抜いて下がっています。
短い期間の平均値が、長い期間の平均値を下回ってきた。
つまりより弱くなったということです。

③20 日移動平均線(緑)を一旦越えたけど、すぐに下がった・・・
こういう時は、その後は、下がるんだ!

大きく下がったあと、こういうことって結構あります。
他の銘柄にも、このようなことは多々ありますね。

④約10日間近く、株価が横ばい。
どうも600円で下値堅めをしそうです。

⑤20 日線を長い期間超えてきた。
今まではずっと 20 日線の下で動いていたのに、
ここは 20 日線の上ということは強くなってきた。
前よりも強くなってきつつあると考えられます

⑥一回目の60日線タッチ(青)。
1回目は、だいたい押し戻されるんだ。
さすがに超えられない・・・

⑦前の安値(④の位置)よりも高いところで
下げ止まった。
強いか弱いかというと、明らかに強い。
今後、もしかして上がるのではないだろうか?と予測します。

⑧60日線を大きく越えてきた。
今まで 60日線の下にいて、ずっと超えられなかったのに、
ここは超えてきました。
ここのローソク足は丸ごと全部が60日線の上、強い!

⑨一度目の100日線で押し戻されている。

⑩次の下げは、60 日線近辺で止まっている。
60日線を割らない。
60日線を割らないことかつ、700円の節目も割っていない。

⑪とうとう100日線も越えてきた。

⑫せっかく上がってきたのに、
全部の移動平均線を下回ってきた。
目先は下降トレンドになりそうです。

⑬前の安値の600円は、やはり固そうだ。

⑭60日線、100日線の集まったところで押し戻された・・・

⑮前の安値である600円まで下げずに反発しだした。
この後は強いに違いない。

如何でしょうか?

このように、チャートを取り出して
流れを確認する作業を

「リーディング」と言います。

たったこの 1 枚の半年分のチャートを読むだけで、
いろんなことがわかりますね。

しかも、ある程度の法則があるのです。

このリーディングを勉強し続けたら、
100枚、200枚、300枚、500枚、1000枚・・・

あなたの頭の中に株価の流れを読む回路が出来てきます。

それを訓練し続けることで、株で儲けを得ることができるようなります。

株は、練習95%、実践5%。

株は技術です。

ですから、まじめに練習すれば誰にでも身に着けることが出来ます。

毎日の練習を大事にしてください。

T-Aimoto

<補足>

これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。

読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。

いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事

があれば、

内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。

1記事につき最低7回。

そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と

どんどん出来ることを増やしていきましょう。

基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。

頑張ってください。