相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回は、下降局面対策の第7回目です。
前回までで、下降局面の特徴的な株価の動き、
底値近辺での、ローソク足と移動平均線との関係について学んできました。
今回は、下降局面の最後になりますが
少し変わったパターンを見ていきましょう。
下記のチャート「伊藤忠商事」をご覧ください。
先ずは、このチャートを見て気がつくことを
2・3考えて見てください。
その後、どのように株価が動くかを
何パターンか想定して見てください。
「ああなったら、こうなる」
>株価の流れを読む
覚えていますか?
このチャートから気づくべきことを並べて見ます。
①高値圏で横ばっていた株価が暴落し、ここもとは横ばいで推移している
②1000円の節目で株価が下げ止まっている
③ローソク足が緑色の20日移動平均線を越える期間が増えてきた
今後の株価は、大きく以下の3パターンになると考えられます。
①オレンジ色の300日線を越えて前の高値近辺まで大きく上昇する
②1000円の節目と300日線の間で株価が横ばう
③1000円の節目も下回って大きく下がりだす
今一度、このチャートの特徴を分析すると
1000円近辺で、底が一定。
ローソク足が20日線の上に出ている。
大きく下げた後、下値が固まっている。
1カ月、2カ月、3カ月横ばい、20日線も横ば っていますから、
この後は、下がるよりも、上がる可能性が高い・・・と考えられば合格です。
緑色の20日線の上にロウソク足が陽線で2日連続越えていること
ローソク足が20日線の上にある期間が多くなってきていること
1000円の節目を下回る可能性は少なさそう・・・
よって①か②のパターンになる可能性が高いと思われます。
実際は、以下のような値動きになり大きく下がってしまいました。
おそらく、実際に売買をしていると
以下のチャートでローソク足が5日線や20日線を越えた地点で
少しずつ買い玉が溜まってきていると思います。
下記のチャートの①②③④それぞれの部分で買い玉を少しずつ増やし
次に来るであろう上昇局面に備えているのですね。
しかし、実際には⑤の地点で前の安値であり
大きな節目でもある1000円を割ってしまったのです。
つまり、固いと思っていた安値を割り込んだしまったのです。
そういう時は売る。下値を割り込んだから売るのです。
完全に、見切って方向転換する事が必要になります。
こうやって解説するのは簡単ですが
実際にこういう局面に遭遇するとちょっと難しいです・・・
前の安値を下回ってしまったら売りに変える。
今回で 一番分かってほしかったのは、
横ばい局面で底練りだったので、どんどん買っていった。
下降局面から横ばい局面になったので
その後は、上昇局面で儲けるつもりだったけれども、
前の安値を割ってしまった・・・
前の安値を下回ってしまったら売りに変える。
こういう転換を忘れ ないことというのが一つだと思います。
これが、今回、下降局面の
だまされるな、玉の転換でした。
前の安値を下回ってしまったら売り。
覚えていてください。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。