相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回は、ショットガン投資法の最後の講義になります。
今一度、ショットガン投資法の基本について確認します。
ショットガン投資法 トレードの基本
1、勝率を上げるべく、危険は避け「超短期」で売買する
2、複数銘柄を観察し、安全なところで入る。
3、「あーなったら、こうなる」という株価の流れを‘’読んで待つ
以上、3つが基本です。
今回の講義では、その基本の2にあたる
「複数銘柄を観察し、安全なところで入る」についての解説をします。
以下に、私が今、ランダムに選んだ7銘柄を並べます。
本来、ショットガン投資法は、
最低15銘柄ほどは同時に観察するのが望ましいのですが
わかりやすくするために下記7銘柄にて
今講義を進めていきたいと思います。
①三井トラストHD
②クラレ
③大阪ガス
④ヤクルト
⑤エイチ・アイ・エス
⑥カナモト
⑦小田急電鉄
以上、7銘柄を2006年6月1日に観察し始めたとして
その際の「ショットガン投資」における
「複数銘柄を観察し、安全なところで入る」
具体例を見ていきましょう。
2006年6月1日から
上記7銘柄を同時に観察したとして
それぞれ以下のようなエントリー(入口)ポイントと
イグジット(出口)ポイントがありました。
まず、三井トラストHD
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6月6日に、300日線を陰線で完全に下回ってきたので売りから入ります。
300日線以外の4本の移動平均線が下を向いています。
これは弱い・・・。
その後、6月12日に横バイ陽線で5日線に絡んできたので買い手仕舞いします。
次に、ヤクルト
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6月7日に、それまで踏みとどまっていた安値を陰線で更新しました。
5日線、20日線が一気に下を向いています。
売りから入ります。
その後、二日後の6月9日に1200円の節目に当たって長い陽線となりました。
ここで買い手仕舞いします。
次は、大阪ガスの日足チャート。
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6月7日にオレンジ色の300日線を割って来ました。
紫色の100日線を、青色の60日線を下に突き抜けてしまいました。
売りから入ります。
6月16日に、陰線ではありますが
ローソク足が、横並びになり、5日線に絡みだしました。
ここで、買い手仕舞いします。
ショットガン投資法の基本は、
欲張らない、確実に儲けが取れるところは取る
早めの手仕舞いが基本です。
次にヤクルト。
全く同じ期間を観察しているのですが、
今までの3銘柄とは、違ったチャートの形になっていますね。
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6月13日に二日連続で5日線の上にローソク足が並びました。
それまで下落傾向にあった株価が
オレンジの300日線で何とか踏みとどまったようです。
買いを入れます。
6月20日に出た横並び陰線で売り手仕舞いします。
青色の60日線が越えていますが
前の高値近辺で横並び・・・
欲張らず、利益を確実なものにするべく、早めの手仕舞いをします。
次のエイチ・アイ・エスは
先ほどのヤクルトと少し似た動きになっています。
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6月14日に、5日線の上にローソク足が出てきました。
それまで下落傾向にあった株価が
オレンジの300日線で何とか踏みとどまった後の5日線越えです。
買いを入れます。
6月20日に、紫の100日線に陰線で当たって押し戻されました。
ここで売り手仕舞いします。
次の小田急電鉄も同じようなローソク足になっています。
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6月15日に、5日線の上にローソク足が出てきました。
それまで下落傾向にあった株価が
オレンジの300日線で何とか踏みとどまった後の5日線越えです。
買いを入れます。
6月26日に、前の高値近辺で横並びで十字線となりました。
ここで売り手仕舞いします。
最後に、カナモト。
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移動平均線の並んでいる順番が
下から300、100、60、20、5日移動平均線と、
長い移動平均線から短い移動平均線へと
順序よく並んでいます。
これは株価の上昇基調が強い証拠です。
6月15日、一旦、20日線の下になった5日線が
再度 、20日線の上に出てきました。
これで、元の 長い移動平均線から短い移動平均線へと
順序よく並んでいる状態になりました。
ここで買いから入ります。
6月26日に横並び陰線が出たので売り手仕舞いします。
以上、2006年6月1日を起点として
7銘柄を同時に観察する
「ショットガン投資」の実践の解説をしました。
ショットガン投資法 トレードの基本は
1、勝率を上げるべく、危険は避け「超短期」で売買する
2、複数銘柄を観察し、安全なところで入る。
3、「あーなったら、こうなる」という株価の流れを‘’読んで待つ
以上、3つが基本でしたね。
ショットガン投資法では、同時に複数の銘柄を売買します。
また相場先生の投資法には、この「ショットガン投資法」とは
全く違う売買手法である、
「うねり取り」があります。
次回からは、その「うねり取り」
1銘柄に集中投資し3カ月から半年のという比較的長い期間に渡って売買する
壮大な「うねり取り」に関する講義をしていきます。
お楽しみに。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。
