こんにちは、相本です。 実践「ショットガントレード」の第4回目。 今回も、「ショットガン投資」の典型的な局面の解説をしていきたいと思います。 では、早速いきます。 下記のチャートは「兼松」の日足チャートです。 この会社のトレードを考察していこうと思いますが、 あなたなら、この局面で、どういった戦略を立てますか? この後、株価がどうなったら、あなたなら安全にトレードをできるでしょうか。 しばらく、下記のチャートを見て考えて見てください。 作戦を立てるときに注目するのは ・5つの「移動平均線」 ・株価の「節目」 ・「前の安値、前の高値」 以上の3つを基本に考えます。 私なら、以下のように考えます。 株価が大きく下がってきて、陽線を付けて少し反発(上昇)しています。 ここから、もう少し上昇する。 上昇したとしても、20、30円上がったところに 20日線(緑)と100日線(紫)と300日線(オレンジ)が重なっているので ここ以上は上がりにくい・・・と考えます。 20日線(緑)と100日線(紫)と300日線(オレンジ)が重なる辺り、 この辺を超えていくのは難しいと考えます。 ここに当たって、 陰線で下げたら、空売りを入れる。 あるいは、20日線(緑)と100日線(紫)と300日線(オレンジ)が重なる辺りを超えて その上に控えている60日線(青)に当たって、 陰線で下げたら、前の高値に届く前に下がる 「トライ届かず」になるので、売りを入れようかな・・・ そういう作戦を立てれたらいいと思います。 下記、チャートを参照してください。 大きく下げて来た後、上昇しているので 買いを入れようかなという選択肢もあります。 「うねり取り」であれば、この場面は下がって戻ったので買うところです。 ただし、シ ョットガンはもっと確実なところで売買をしたいので、 ここでは何もしないのです。 大きく下げた後の上昇は、ちょい上げになる可能性が高いので 買うと、すぐに下がってしまう場合が多いからです。 よって、一番、安全に投資できるのは、 上げている最中だったら、次の下げを取ることを考えます。 考え方としては「逆張り」。 今、上昇しているのだから、次の下げを取ろうと考えるのが安全な投資法になります。 >逆張りとは? ただし、実際に売りを入れるのは下げ始めてからになります。 上昇途中で売りを考えるので、 トレードの考え方としては「逆張り」になりますが、 実際に建玉をするのタイミングは、「順張り」にという事になります。 それでは、この続きを見ていきましょう。 先ほどの後、株価が上昇しているので もし、そこで陽線がでたので買っていれば、儲かっていたのに・・・ と言いたくなりますが、 それは、このショットガン投資では狙いは違うのです。 20日線(緑)と100日線(紫)と300日線(オレンジ)が重なる辺りで 陰線になったら売ってみよう。 もし、そうならなければ売らない。 つまり何もしないのです。 もう一度、言います。 20日線(緑)と100日線(紫)と300日線(オレンジ)が重なる辺りで 陰線で下がって くれば、空売りを入れようという風に考えられるようになってください。 予定どおり、100日線(紫)に当たって十時線が出たので 株価が上昇しようか下降しようか迷っている状態。 その後、300日線(オレンジ)を陰線で割って来ました。 これは、もう上がる力はないと考え、 ここで売りを入れます。 手仕舞うのは陽線が出て からか 前の安値に並んでからにします。 青の部分で、前の安値に並び、陽線が出たので、ここで終わり。 0−0にします。 これを手仕舞った後、そのお金で他の銘柄に狙いを付けて、 すぐに入れるようにしておくのです。 1つの銘柄で下げを取って喜んでいるのではなくて、 その間に、他の銘柄で、ショットガンで入れそうな銘柄を探しておく。 そして、それを手仕舞ったら、そのお金で 又別の銘柄でトレードするのです。 こうして常にお金を回していく。 ショットガン投資法とは、そういう方法になります。 以下の4銘柄は、 大きく下げて来た銘柄が反発し上昇。 その後、移動平均線の塊や節目に跳ね返されて下がる局面を捉えた ショットガン投資の具体例です。 まずは、「東洋ゴム」の日足チャート。 次は、「ニッパツ」の日足チャート。 これは、「マツダ」の日足チャート。 最後に、「エクセディ」の日足チャートです。 どのチャートも ①大きく下がって来た株価が反発しているチャート見つける。 ②前の高値に届く前に、移動平均線の塊や節目を越えられず陰線になったら売りを入れる。 ③前の安値、節目まで下がり陽線が出たら手仕舞う。 という局面です。 ショットガン投資法の典型的な場面です。 何回も、このブログを読んで あなたの頭の中に擦り込んでおいてください。 そして、ご自身で、よく似た場面を見つけて練習してみてください。 次回も、あなたの投資に役立つトレードの考察を続けていきます。 お楽しみに。 T-Aimoto <補足> これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。 読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。 いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事 があれば、 内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。 1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。 基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。 頑張ってください。 >コンテンツ一覧へ