相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

今回は、株トレードの真骨頂である
「うねり取り」
その「うねり取り」の基本的なパターンと
建玉の操作方法を学んでいきましょう。

はっきりいって、かなり難しいです。

難しいですが、これがきちんと理解できて
あなたの実際のトレードで活用できるようになると
かなりの資産形成ができるようになれます。

なので、もの凄く重要です。
しっかりと読み進めていってくださいね。

下図をご覧ください。

黒のラインが株価の動きです。

緑のラインが「20日移動平均線」になります。

ずっと上昇傾向にあった株価が
Bの地点で始めて「20日移動平均線」を割りました。

Aの地点では「20日移動平均線」に触れることなく上昇をしていったのですが
Bの地点では、一度下回ったのです。

これは、それまで上昇傾向にあった株価の上昇力が弱くなってきたという兆候になります。

ここで大事なこと。

この「20日移動平均線」を割ったか、割らなかったかという
A地点とB地点の違いは、かなり大きな違いである

と考えられるようになっておいてください。

Bの地点で、20日移動平均線を下回ったからといって
一気にそのまま下げだすということは、ほとんどありません。

一旦、20日線を下回ってもすぐに戻り(上昇し)
その後、また下がってきて「20日移動平均線」に触れる回数が頻繁になり
そのうちに株価が力尽きて下降局面へと変わっていくのです。

続きを見ていきましょう。

Cの地点で、またローソク足が20日移動平均線を下回って来ました。

A地点では、ローソク足は「20日線」に触れることなく上昇しました
B地点では、ローソク足が少し「20日線」を下回りました。
C地点では、ローソク足が、B地点よりも大きく「20日線」を下回っています。

これは確実に株価の上昇力が弱くなっている証拠です。

次に上昇した際は、前の高値を越える可能性が低いのではないか?

と考えられるようになれば、あなたが上達している証拠です。

先ほどもお伝えしましたが、
力強く上昇してきた株価が一気に下がる・・・
ということは稀です。
大きく上がった後は、基本横ばいになります。

その横ばいが終わった後の大きな下げを取る。

そう思い描きながら株価の推移を見守るのです。

大事なことなので、もう一度繰り返します。

Bの地点よりも、Cの地点のほうが「20日線」を大きく下回って来ました。
このCの地点になったときに、

このまま直ぐに株価が下がり出すということにはならない・・・
この後に上がるかもしれないけれども・・・
いずれ大きな下げがやってくる

と考えられるようになってください。

その後の建玉の操作の仕方を確認していきましょう。

①0-2

横バイ圏の安値で止まり陽線で反発(上昇)してきました。
とりあえず買いから入ります。

いずれ下がると思っているのですが直ぐには下がらない。
大きく上がったら横ばい圏になり
ちょっと上げて、ちょっと下げてを繰り返す。

そういう細かい上下動を経て株価は最後には下がっていくのです。
ですから、最終的には下がるとは思っていても
一時的に上昇する可能性が高いとみて買いを入れるのです。

②2-4

更に上昇を続け、20日線の上に出てきました。
前の高値まで、上昇する可能性が高いので買いを2足します。

それと同時に、前の高値に近づているので
将来の下げに備えて、売りも2追加します。

③4-4

横バイ圏の上限まで株価が来て伸びない様子。
売りを2追加し、4-4。
これで、上昇しても下降しても、どっちに転んでもいい状態。
株価の方向がどちらに傾くのかを見守ります。

基本的に下がると思って売りだけ追加しましたが
上昇すれば買いを入れることも考えておきます。


④6-2

予定どおり、前の高値で上げ止まり、株価が下がり出しました。
買いを2切って、その分売りを2追加します。

⑤8-0

20日線も下回って来ました。これは明らかに弱い。
今度こそ暴落するのではないか?と思い、
買いを全部切って、売りを更に2追加します。

⑥8-10

このまま大きく下がると思いきや
またもや、横ばい圏の安値で下げ止まり反発しました。
売りの8は、いずれ来るであろう下落に備えてそのままにして
上がると不安なので買いを入れます。
この際の買いは、売りより多めの10入れます。
これで8-10なので上昇するほうに2だけリスクを賭けている状態になります。

⑦8-12

再度、20日移動平均線を越えてきました。
売りの8は、そのままにしておいて
買いだけ2追加します。

⑧10-12

また上がって来ました。
横バイ圏の高値、前の高値に近づいてきたので
売りを2追加します。

⑨12-12

いよいよ3度目の挑戦。
横バイ圏の高値、前の高値に到達したので
売りを2追加します。

⑩15-0

3度目の高値挑戦で、高値を更新できずに下がり出しました。

これで、暴落の必勝パターンである
「トライ届かず」になりました。

買いは必要ありません。
全部買いを手仕舞って、売りを3追加します。

⑪18-0

20日線を下回って下がり出したので売りを3追加。

⑫20-0
一旦、反発し上昇しましたが、20日線に当たって株価が押し戻され下がってきました。
更に売りを2追加します。

この後は、ローソク足が横並びになって
5日線を越える辺りまで待って売りを手仕舞います。

うねり取りの基本パターン、まとめ。

上昇局面→横ばい局面→下降局面

という、この一連の株価の流れに要する期間は
約3カ月から半年かかります。

最後の下げ局面で大きく儲けを取るために・・・

上昇してきた株価は
上がったからといって直ぐに下がるのではなく
徐々に力が弱ってきて
最終的に大きな下げになるのです。

うねり取りという売買手法の目的
利益を最大化するために玉を重ねる。

こうやって、売り買いを重ねて仕込んでいくのです。

つまり「建玉の操作」をして
大きな利益へと変えていくのですね。

今回は、「うねり取り」の基本的なパターン。

「建玉の操作」の仕方ついて説明させて頂きました。

相場先生をはじめ、昔からの大相場師と呼ばれている人たちは
こうやって莫大な利益を上げてきたのですね。

今回の講義内容は、その「全て」を可能な限り、
しっかりとあなたの頭の中に叩き込んでいただき
株式投資をする際には常に意識していくようにしてください。

正直、今回の講義は「株式投資」において
極めて「重要度の高い原則」をお話しさせて頂きました。
是非、モノにして頂ければ幸いです。

T-Aimoto

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