相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

株トレード実践編 ショートトレード
ドンドンやっていこうと思います。

今回は、今まで得た知識を使うのは変わらないのですが
必要な知識が少し多くなります。

下記の、新日鉄の日足チャートをご覧ください。

いつも通り、全体を見て気が付く事は何ですか?

・株価が1ヶ月、2ヶ月と上昇してきて3ヶ月目に入っています。
・又、オレンジ色の300日移動平均線に届かずに株価が下がり始めています。

この辺りに、気が付いているといいと思います。

では、ここからどういう作戦で儲けを狙いますか?
2・3パターンを考えてみてください。

必ずトレードをする際には、
事前に作戦(シナリオ)を立てておく事が大事です。

「ああなったら、こうする。」
という作戦(シナナリオ)を、事前に考えておくのです。

作戦は外れてもいいのです。
状況は一日一日変わるのだから、
今日立てた作戦を明日変えてもいいのです。

作戦を途中で変えるのは構わないのです。
しかし事前に作戦は必ず立てるようにしてください。

その私が考える作戦ですが

まず、一番に注意しないといけないのは
株価が上昇して1カ月、2カ月目と済んで
3カ月目になっています。
ですから、基本は下げを狙います。

下の図をご覧ください。

今、上昇してきて3カ月目になっていますから、
作戦として は、次の下げを取ったほうがいい、
これ以上、上昇というのはあまり考えないほうがいいのです。

ただ、株価には絶対はないので
上がってしまったら、上がってしまった時に対応をすることを考えます。

大事な部分なので、もう一度言いますね。
今、1カ月、2 カ月と上昇してきて3 カ月目になりました。
従って、買いから入るよりは、最終的な下げを狙う場面であります。問題は、その後の黒丸の部分です。
「?どうなるブラックボックス?」の部分です。
この黒丸の部分でどういう動きをして、最終的に下げていくのか、
あるいは、予想が外れて上がっていくのか。
この黒丸の中をどう対応するかが、かなり重要になります。それは、日々のローソク足の中で、
「弱そうだな」「弱そうだな」というローソク足が出てきたときに
売りを入れていくのです。
逆に、「上がってしまうと困る」ような強いローソク足が出たら
時々、買いヘッジを入れます。
基本は、売りで取ろうと思っている。
しかし、上がってしまうと恐いので、
その保険として「買いヘッジ」を入れるのです。
実際の値動きは下記のようになりました。(右端のグレーの部分)
これは最終的には下がりました。
最終的には下がりましたが、その前に一旦上がりました。
最終的には下げるのだけれども、
それを確信できるまでは、上がる かもしれない。
上がってしまうと怖いから、時々 買いヘッジも入れながら
売りを積み上げていって、本当に下がるなと思ったときに、
買いを全部外して、最後に売りを足していくと多くの儲けが取れます。そのことを、下記のチャートで実際に確認してみましょう。
先ほどの考え方でこのチャートを見るとどうかというと、
ブラックボックスの部分は、③〜⑤の部分ですね。
①から順番に見ていきましょう。
①2−0
上昇してきて3ヶ月目に入った株価が
5日線(赤)と20日線(緑)を下回ってきました。
まずは、売りから入ります。
②4−0
更に、安値を更新したので売りを追加しました。
この部分で買いを持っている人は、
5日線を 3日間下回っていますので非常に厳しい状態です。このまま下がってしまうと、うれしいのですが
あなたが、本当の株のプロになりたいと思うのなら
このまま 売りが4だけで 下がってしまう困るのです。
なぜ困るのかと言うと
4000株だけで下げを取るより、
6000、8000株で下げを取ったほうが儲けが大きくなるからです。
もう一度、株価が上がってくれて、
前の高値に当たった辺りで、さらに空売りを 2追加すれば 6000株で儲けが取れる。
更に下げが確信して、さらに空売りを 2追加すれば 8000株で儲けが取れます。
このまま下がってしまうよりも
一旦、上がってから下がってくれた方が儲けが大きくなるので嬉しい
ということですそう思えるようになると、あなたも株のプロに一歩近づいた証拠です。
大事な部分なので、もう一度言いますね。
下げたので、最初に 2000 株売りを入れた。
もっと下げたから 、追加で2000株の売りを入 れた。
その合計4000株で下げを取るよりは、
その後、上がっていく途中で買いヘッジを入れながら、売りを追加していく 。
上がって行くと 、その間売り玉は損していますから
一緒に 買い玉を引きずって持っていく。
それが本当のプロの建玉になります。

③4−1
株価は下がらずに、
5日線と20日線を踏んで陽線で上昇してきました。
買いヘッジとして1を入れます。
④4−2
株価は、5日線と20日線を陽線で超えて上昇してきました。
更に追加の買いヘッジとして1を入れます。
ここで、
この③と④の場面で
買いヘッジを少なく1ずつ足した理由を考えて見ましょう。
 
何となく「玉を入れた」では、ダメです。
売り買いするには、キチンと理由を付けて売買をするようにしましょう。
現在は、3ヶ月上がった後、もみ合いになっている状況が分かります。
3カ月上げた後ですから、横ばい。
3ヶ月間上昇した後、その後4・5・6ヶ月と上昇しづけるパターンは
よほどの強いマーケット状況でないと起こりにくい・・・
ですから、3ヶ月上昇した後なので
横ばいか下降局面になることを想定しておきます。

また、緑のラインである「3100円」を越える事ができるかどうか。

この後、どうなるか。非常に興味のあるところ。
もう少し上げて、明日ぐらいで陰線になってくれたら
作戦どおりなんだということです。

こういうふうに考える事が出来たら、合格です。

そこで、この場面での建玉ですが、
3100円を上に抜けたりは しないだろうということで、
4−4ではなくていいなと考えました。
下げる確率が高いと思っている場合には、 半分買いヘッジの2でいいと考えます。
もし、上がってしまうかも しれない雰囲気があるときは、3か4と多めに入れます。
 
大きく上がらない確率が高いと思っているので
4−2にしました。
⑤6−0
ここは、前の④の部分での想定をしていなければ難しい建玉になりますが
想定通り3100円に当たって陰線で下げ出しましまた。
買いを切って売りを追加します。
ただし、もし3100円の上値を越えてくるようであれば
売りを減らして、買いを入れる心つもりはしておく事。
建玉の操作は柔軟に考えましょう。
⑥8−0
陰線で安値を更新したので追加します。
⑦10−0
予定通り、前の高値を越える事が出来ずに下げだしました。
売りを追加します。
⑧12−0
5日線が下向いて下げています。
更に売りを2追加します。
⑦12−0でそのまま
窓を開けて陰線で安値を更新してきました。
尚且つ、20日線を5日線が下に抜いて来ました。
売りを追加するか、買いヘッジを入れるか、何もしないか?
悩みどころです。
それまで、自分は 売りを12000株 を持っていて、
前の安値である②のローソク足に達したときに
売りを追加するか、買いヘッジを入れるか、何もしないか?
どれが儲けを出すために有利か、考えてみましょう。
前の安値である②を下回ったときは、12−0だった ら有利です。
12−0の建玉で何が心配かと言えば、
次の日、前の安値で陽線で上がってしまうことが心配です。
そこで、今私がやろうと考えていることは、 下げを取る事です。
ですから、本玉は売りです。
本玉が売りのときにヘッジを入れるのは、反対に動いたときです。
事故は起こってから救急車を呼びますね。
それと同じで陽線が出てしまったら買いヘッジを入れる。
従って、今日は何もしないのです。
このように、ローソク足の1本1本を真剣に取り組む。
練習だけど、緊張するぐらいの真剣に練習をしないと
株式トレードは上手くならないです。
⑧0−0
久しぶりに5日線に陽線で触って
60日線(青)と100日線(紫)で踏みとどまっています。
ここで、全部手仕舞いします。
今回の場面は、 どの銘柄でも頻繁に起こり得る値動きです。
あなたも、今回の講義を何度も読み返して
自分のモノにしてください。
次回も、濃い内容の講義をしていきます。
お楽しみに。
T-Aimoto

<補足>

これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。

読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。

いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事

があれば、

内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。

1記事につき最低7回。

そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。

基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。

頑張ってください。