相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

いきなりですが、
前の高値、前の安値は非常に重要です。

百聞は一見に如かず。

下記の日経平均株価の日足チャートをご覧ください。

②は、前の高値である①を越えることが出来ませんでした。
③④⑤と高値が並んでいます。
⑥では、③④⑤の高値を少しだけ越えましたが
⑦は、約半年前の高値である②の近辺で止まってしまいました。
⑧でも、前の高値である⑦を越えることが出来ずに、その後暴落。

一方、安値の方はというと
A・B・C・D・E・Fと概ね下値が揃っていますね。

これは、前の高値を大きく超えることも
また、前の安値を下回ることもない状態。

株価がある一定の値幅内で上下する「横ばい局面」です。

次のチャートをご覧ください。

2012年後半~2013年前半の日経平均株価の日足チャートです。

①②③と中々、前の高値を更新できない状態が続きました。
一方、安値の方はと言うと
AよりもB、BよりもCと少しずつ下値が切り上がっています。
Dでは、前の安値であるCより少し下がっていますが
Eで、また前の安値の手前で跳ね返っています。

株価が上昇局面になるには
安値が切り上がり、前の高値を越えていかないと上昇局面にはなりません。

中々、株価が上昇局面にならないのは
前の高値で買った投資家の「やれやれの売り」が出てきます。

やれやれの売りとは・・・

「やれやれ、やっと戻ってきた、とりあえず損が減ってきたので売っておこう」
という投資家心理が働くからです。

しかし、その売りたい投資家の売りを吸収し前の高値を越えてくると、
それ以上で買った投資家はいなくなり、売り圧力がでにくくなり
勢いのある上昇局面へと移行します。

上図のチャートでは④の部分ですね。
①②③の前の高値近辺で買ってしまった投資家の売りを吸収し
その後に大きな上昇局面になりました。

前の高値を越えたので、これを

「高値ブレイク」と呼びます。

この「高値ブレイク」は、大幅上昇の初期の段階で出てくることが多々あります。

儲ける大チャンスになります。
日ごろから、注意深くチャートを見るようにしておいてください。

3つ目のチャートをご覧ください。

2015年の日経平均株価の日足チャートになります。

①②③と、中々、前の高値を更新することができていません。
一方、安値はというとA・B・Dとほぼ安値が揃っています。
Cでは、瞬間的に下がりましたが、すぐさま元に戻っています。

結局、①②③の高値を越えることが出来ずに
A・B・C・D・Eの安値を大きく下回り、大暴落となりました。

「前の高値・前の安値」に注意深く対処しなければなりません。

何故なら、前の高値、前の安値を抜けると、
その後、株価が抜けた方向に大きく動くからです。

逆に、前の高値、前の安値を抜けることが出来ないと、
分厚い壁にぶち当たったかのように跳ね返され大暴落となります。

前の高値に挑戦したものの、失敗して大幅安。

高値に挑戦したものの届かなかった・・・
「安値ブレイクアウト」です。

横ばい局面での株価はもちろんのこと
大きく上昇する局面でも
さらに、大きく下落する局面においても

「前の高値・前の安値」というのは非常に重要です。

株のトレードをする際には、常に注意しておいてください。

・前の高値・前の安値
・高値ブレイク
・安値ブレイクアウト

3つセットで覚えておいてください。

<補足>

これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。

読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。

いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事

があれば、

内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。

1記事につき最低7回。

そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。

基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。

頑張ってください。

T-Aimoto