こんにちは、相本です。
日々、株式のトレードの練習をやっていますか?
「株は技術」です。
やれば、誰でも上手くなることが出来るスキルなので
真面目に練習に取り組んで
「株で儲ける技術」を自分のものにしてください。
さて、今回取り上げるのは
「失敗しやすい局面」です。
今まで、成功したトレードの講義を行って来ましたが
株式においては、絶対という世界はありません。
自分が描いたシナリオ、想定を違った動きになることもあります。
そこで必要になるのが、「玉の建て直し」です。
今までは、
「こういうように成功しましょう」
「こういうように儲けましょ う」という講義をしてきましたが、
株式を売買していると当然、危ない場面もあります。
今回は、危ない場面を一緒にやってみましょう。
失敗しやすい場面を練習していただくと、
本番でうまくいく ようになります。
まずは、下記チャート「フジメディア」の日足チャートをご覧ください。
例によって、このチャートを見て気がつく事を
考えて見てください。
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私が、このチャートを見て気が付いた点は
主に以下の3つになります。
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①チャートの下値が少しずつ切り上がって来ている
②底値を固めながら上昇し出した
③長い陽線で、5・20・60・100日という4つの移動平均線の上に出て来た
以上、3点から考えると
今現在は、上昇局面で、少なくとも前の高値までは届きそうなチャートです。
しかし、実際の値動きは、
事前に想定していた上昇とは真逆の動きになり
大暴落してしまいました。
ここをどう切り抜けるか。
チャートの動きが見えた状態で、
ここをどう切り抜ける戦略を考えましょう。
先ほどのチャートだけ見 ると、
下げ止まって、上がって行きそうなものですが、
下がってしまったのです。
ここを、どう戦っ たらいいか。
それぞれのローソク足でどういう対応をすればいいか
考えて見ました。
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①0−2
下値を固めて長い陽線が5日線の上に出て来ました。
まずは、買いから入ります。
②0−4
非常に越えることが難しい
4つの移動平均線を一気に越えて来ました。
上昇する可能性が高いので追加の買いを入れます。
③2−4
先ほど、強いと思った株価が下がって来ました。
少し心配なのでヘッジの売りを2入れます。
③4−4
5日線、20日線を同時に下回り
前の安値近辺まで、下がって来てしまいました。
上がったけど、すぐに下げたのだから、
ヘッジを入れておく。
前の安値を割って更に下げる可能性もありそうですが
安値が並んでいるので、底値の可能性もあります。
結局、ヘッジの売りを2追加して
4−4にして様子を見る事にします。
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④6−0ないしは、8−0
安値を割り込んだのだから、
買いを手仕舞って、売りを入れます。
あなたも、ここでお手上げになってしまい、
しばらく何もせず、どんどん株価が下がってしまう・・・
という苦い経験をしたことはありませんか?
このときにしなければいけないことは、
「買いを売りに変える」ということです。
今までトレード人生の中で、損をたくさんして来た方は、
このたった 1 日の、この日の玉の操作
「買い玉を売りに変える」ことができなかったのはないでしょうか?
よくある失敗例。
前の安値で止まるように見えた株価が
前の安値を割り込んできた・・・
その時は、
買いから売りに「玉を操作する」のです。
前の安値を割り込んだら、買いを切って売りを入れる。
あなたが今まで、失敗したトレードに関して、
「自分がどうして失敗したのか」
「正しいト レードはどうだったのか」を反省する。
こうして失敗したところを反省し、同じような局面を練習することで、
「次回はこういうことにはならないように気を付けよう」と思える自分になります。
そして、次回、実際、お金を張ったところで、
自分が反省したとおりにやってみると、できる ようになります。
過去、皆さんが失敗した全てのトレードを
こうやって反省していると、
「何で僕は、あんなところで 買い(売り)を入れたのだろう」
と思うところがたくさんでてくると思います。
そうやって、失敗した局面の反省をして
その後のトレードに活かせるようになってください。
下記に、先ほどとよく似た局面
前の安値で止まるように見えた株価が
前の安値を割り込んできた・・・
例を挙げておきます。
「日本通運」の日足チャート
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「SBIホールディングス」の日足チャート
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今回は、
「玉の立て直し」
「失 敗しやすい場面」についての講義をやってみました。
前の安値で止まるように見えた株価が
前の安値を割り込んできた・・・
言葉で説明すると平易に感じますが
実際に自分の想定したシナリオと真逆に株価が動いた時は
すごく精神的にストレスがかかります。
この時に「買いを売りに」変えられるかどうか。
たった1日の、この日の玉の操作ができるかどうか?
これは、あなたのトレード人生に大きく左右する
「建玉の操作」になります。
あなたが今まで、失敗したトレードに関して、
「自分がどうして失敗したのか」
「正しいト レードはどうだったのか」を反省する。
こうして失敗したところを反省し、同じような局面を練習する。
そうやって、失敗した局面の反省をして
その後のトレードに活かせるようになってください。
では、次回も失敗しやすい局面について講義したいと思います。
お楽しみに。
T-Aimoto