相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回は、あなたが今後トレードをするに当たって
とても参考になる話をしたいと思います。
移動平均線とローソク足の関係
これが分かると、
株価の習性がわかり利益が取れるようになります。
下図をみてください。
これがB(横ばい) 局面の
ローソク足と移動平均線の絡み具合の典型的な例になります。
①株価が下がってきて、5日移動平均線に当たって下がる。
②もう一度、5日移動平均線に当たって下がる。
③今度は20日移動平均線まで株価が戻って来ました。
これは下げ止まる予兆が出てきたという兆候です。
今まで、20日移動平均線まで上昇することができずに、
上げ下げしなが ら下げてきたのですけれども、
ここで、20日線まで到達したということは、
やや株価の動きが強くなってきた、と考えます。
ここで、もう下がらなくなって一気に上がってしまう・・・
と考えるのは大間違い。
その後、また下がるのです。
④今度は、20日移動平均線を少し超えたけど、また下がる。
⑤しかし、5日線付近で下げ止まり、大きくは下がらない。
⑥今度は 20日線を大きく超えてきました。
今までよりも20日移動平均線の上での滞在日数が増えています。
これは だいぶ、買い手が増えてきたということになります。
ここから株価は暴騰だ!!!
というわけにはいきません。
⑦また下がります。
そのときに、前の安値を 割らなくなる。
もう一度下げたとしても、 5日線を割らなくなる。
20日 線も割らなくなって・・・
最終的に上がっていくのです。
この一連の株価の流れ
ローソク足と20日移動平均線との絡み具合を確認しますと
③は20日線に触っただけ。
④は20日線を、ちょっと越えただけ。
⑥は20日線を大きく超えています。
これがB(横ばい) 局面の
ローソク足と移動平均線の絡み具合の典型的な例になります。
実際のチャートを見てみましょう
三菱重工業の日足チャートになります。
株価が下げ局面から横ばいになって、最終的に上昇局面になっているのがわかりますね。
この三菱重工業の株価と20日移動平均線(緑色)との関係に注目してください。
①下げ局面です。株価は20日線に届くことがでずに、また下げています。
②少しですが、株価が20日線に触れることが出来ました。
これは変化です。しかし、ここで一挙に上昇局面に移行するわけではありません。
一旦は、下げますが下げが前の安値を下回らないければ強い。
そう考えられるようになってください。
③この場面は、株価が20日線を10日間も越えてきた。
今度こそ、上昇局面になる、と思いたいところです。
ここでも、また下げます。
下げますが、この次の下げが前の安値を下回らずに上昇しだせば
今度こそ、本格的に上昇局面になる。
そう考えてください。
④予定通り、前の安値で踏みとどまった!
⑤上昇局面入り。
20日移動平均線(緑色)だけでなく
60日移動平均線(青色)も越え
100日移動平均線(紫色)に届くまで一気に上昇しました。
下げてきた株価が一気に戻るわけではない
下げてきた株が5日線に当たりはじめ
次に20日線に触れ、20日線を少し超え、20線を大きく超えてから
最終的に20日線を下回らなくなって上昇局面へと移行していく。
株価も人間と一緒で一気に変化することは、あまりありません。
下降局面から横ばい局面へ、最終的に上昇局面に至るまで
少しずつ成長していくのですね。
今回の「移動平均線とローソク足の関係」は非常に大事なお話です。
この「
移動平均線とローソク足の関係」を表面的に捉えるだけでは不十分かと思います。
それだけに今回の講義内容は、その「全て」を可能な限り、
しっかりとあなたの頭の中に叩き込んでいただき
株式投資をする際には常に意識していくようにしてください。
今回の講義は、かなり「重要度の高い原則」をお話しです。
是非、モノにして頂ければ幸いです。
では、また。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。