相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
株式投資うねり取り
いよいよ、
実践練習をしていきます。
まずは、下記のチャートを御覧ください。
1999年後半のKDDIの日足チャートになります。
このチャートを見て
売りを狙うか、買いを狙うか?どちらにしますか?
最初の目の付け所を何点か上げてみます。
①ここもと2か月間は、塊ができている、横ばいで株価が推移している
塊というのはどういうことかというと、
株価の動きが少なくなって価格の塊ができているということ。
これ以上、下げないという意思表示と
これ以上上がらないという意思表示が混在している状態。
直近の高値と安値が、線が引けるように横ばっている状態を言います。
②チャートの左端である1999年6月からずっと上がりっぱなしで
上昇6カ月以上になること
この半年間で買った人のほとんどがもうかっている状態。
唯一、 もうかっていないのは、最近の高値で買った人だけ。
もし、あなたが、この半年間のどこか で買って持ち続けていたとしたら、
何か事件があれば、売りたくなりますよね?
あなたが、そう思うなら他の投資家だった同じ気持ちです。
もうかっているけれど も、利益が減るのが嫌だから売りたいという心境です。
特に、外資系のトレーダーも売りたくてしょうがないと思うのですね。
彼らは、きっかけさえ、あれば売ってきます。
きっかけかというと、◯◯ショックだとか、◯◯危機だとか・・いろいろありますが、
とにかく、素人でもプロでも、何かあったら売りたいと思っているのです。
そんな投資家心理を見抜く為にも
時々、半年から1年間の少し長めのチャートを見て、
どれだけもうかっている人がいるのだろうかを考えるといいです。
③20日移動平均線に接する機会が増えたこと
ローソク足が緑色の20日線に絡む回数が頻繁になってきた事にも注意してください。
ローソク足が緑色の20日線に絡む回数が頻繁になってきた
ということは、株価上昇の力が弱ってきているのです。
先ほどの投資家心理にもあったように
もうかっているけれど も、利益が減るのが嫌だから売りたいという心境です。
その心理を活用し
もし、横ばいで推移している現在の株価の均衡が
崩れ下がりだしたら、売りから入る戦略でいきたいと考えます。
もちろん、株価の均衡が崩れ、上に放れるようであれば
買いで儲けを取ろうと柔軟に考えておきます。
で、その後実際には、どうなったかというと
以下のとおりです。
どういう対応をしたらいいか
私なりに考えてみました。
下図をみてください。
0−0というのは、
左が空売り、右が買いになります。
空売りをしたことが無いという投資家は多いと思いますが
1年の半分以上は下げ相場になります。
ということは、空売りができなかったらお 話にならない。
一般の投資家が苦しんでいるときに、
毎日千万単位でもう かっている投資家がいるわけですから、
ぜひ、空売りを一生懸命学んで活用していただきたいと思います。
①2-0
2500円という節目に株価が抑え込まれています。
前の高値を越えるのが難しそうです。
売りを入れます。
②4-0
赤の5日線、緑の20日線をローソク足が割ってきたので売りを追加します。
③4-2
しぶとく下がらないでいます。陽線になり5日線も上に向いています。
上昇する可能性もあるので念のためヘッジの買いを入れます。
④5-2
陰線で、2500円の前の高値に届く前に下がり出した。
5日線、20日線も下向きになりつつあるので、売りを1だけ追加します。
⑤6-0
5日線、20日線を大きく割ってきたので、買いを切って0にし、売りを1追加します。
横ばいだった株価が下に向かってきました。
5日線、20日線共に下に向き始めました。
ここは大事な1日ですね。
⑥7-0
60日線も下回ってきました、2000円の節目を気にしつつ1だけ売りを追加
⑦7-2
横ばい圏から少し株価が上に抜けてきました。
上昇する可能性を鑑みて買ヘッジをします。
株式投資は、株価の出方を見るのが大事。
囲碁、将棋と一緒です。
色々な可能性を想定しながら、相手の出方を見て
柔軟に建玉を操作(対応)していきましょう。
⑧7-4
5日線を上回ってきたので、買いを追加します。
緑の20日線が下向きなので、流れはまだ下げ目線でいます。
⑨7-7
20日線も上回ってきました。上昇に転じる可能性出てきましたが
すぐそばに下向きの青色60日線が控えているので、買いのヘッジで対応します。
⑩10-4
60日線に届かずに大きな陰線、売りを追加し買いを減らします。
⑪12-2
5日線、20日線を割ってきた、
一度、上昇しようとしたけど失敗に終わった・・・
これは弱い証拠ですね。
しかも短期の 5日線が 20日線を割ったので
さらに売りを追加し買いを減らします。
20 日というのは 1カ月です。
その1カ月の株価の居所を、直近の 5 日間の 平均が割ったということは、
短期的にトレンドが下げ始めたということになります。
要するに、売りが増えたということです。
例えば、ゴールドマン・サックスが売ってきた。野村証券が売ってきた・・・
どんどん売りが増えてきた。
というように、マーケットの傾向を表しています。
短期の 5 日線が 20日線を割ったということは、
売りが世の中で増えてきたと いうことになります。
大事なポイントですので覚えて置いてください。
⑫14-0
100日線を下回り、2000円の節目も割ってきました。
完全に売り転換します。売りを追加し、買いを0にする。
⑬0-0
移動平均線が下向きなので、継続し
1500円の節目と300日線にタッチしたので手仕舞いします。
今回の一連の取引経過は、以上になります。
少し難しかったでしょうか?
最初は難しくても何度も私のこのブログや相場先生の講義を見ていると
いずれあなたの頭の中に、相場先生と同じような思考の回路が出来てきます。
そのためにも、このブログを何度も読み返して見てくださいね。
何度も、何度も、何度も・・・です。
また、これを見ているだけですと簡単に見えるという人もいると思います。
これも実際に、やってみたら、そう簡単にはできないです。
見ていたら簡単だけれども、できないのです。
これも、
毎日のように練習をしていれば、株式投資の技術は必ず身につくように出来ています。
ぜひ、お仕事をされながら、ご家族と暮らしながら、お友達お付き合いをしながら、
資産形成の一端として「相場先生の株式投資うねり取りの技術」を身に付けてください。
最初は、少しの金額から始めるといいのです。
あなたがよっぽどの資産家でもない限り
はじめから、1万株、2万株と買う必要はありません。
最初は 100 株単位でいいのです。
それを毎日少しずつ練習を重ねて、
100 株単位だったのを 200 株単位にする。
200 株単位だったのを 500 株単 位にする。
500 株単位だったのを 1,000 株単位にする。
そして何年か続けて練習して、技術を身に付けて
上手くなって、いずれ1万 株単位で
株式投資の売買ができるようになればいいですね。
そのためにも、
練習、練習、練習。
練習は裏切らない。
株は技術です。
日々の練習を大事にしてください。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。