相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回も、暴落に特化した講義を続けていきます。
下記、「丸紅」の日足チャートをご覧ください。
今回は、このチャートの右側の大暴落した部分
(下図の黄色の丸で囲った部分)に挑戦します。
この暴落局面において、儲けを取るには
どういう考え方が必要になるでしょうか?
前項までの講義で、お伝えさせていただいたことが
そのまま、今回の局面においても活かせると思います。
少し考えてみてください。
上記の日足チャートを俯瞰して見て
以下のポイントに気が付くでしょうか?
①上昇期間が6ヶ月目で天井を付けている
②長い期間に渡り上昇してきた株価が、緑の20日線だけでなく、
60日線も下回って来ている。
③前の高値を越えることができず「トライ届かず」の形が出来上がっている
以上の3つのポイントに気が付いていれば合格点です。
※下図、参照。
詳しく1つ1つ丁寧に見ていきます
①上昇期間が6ヶ月目で天井を付けている
株価は、6ヶ月目に必ず暴落すると決まっているわけではありません。
しかし、一見して上昇している株式チャートを見つけたら
「一番安かった地点から、6ヶ月経っていないか?」と
ふと気が付いて、本当にそうなっているかどうか、
自分の目で確認してみるのです。
すると、底値を付けてから、6ヶ月経っていることが確認できます。
「上昇期間が半年も続いているので、そろそろいつ暴落してもおかしくないぞ」
と、考えることが出来るようになれば、締めたものです。
②長い期間に渡り上昇してきた株価が、緑の20日線だけでなく、
60日線も下回って来ている。
次に、20日線や60日線とローソク足の絡み具合を見てくだい。
株価が上昇している間は、緑の20日線を下回ることなく株価が推移していましたが
最終的には、20日線を下回りました。
そして、青色の60日線にタッチして
少しは反発し上昇したものの、
2回目、60日線にタッチした後は、
そこで踏みとどまることなく、大暴落となりました。
今まで下回らなかった20日線を下回って60日線で跳ね返った。
ということは・・・株価の上昇力が弱ってきたということ。
次、また同じように60日線まで下がって来る可能性が高く
その60日線まで、すぐに下がってきたということは
更に上昇力が弱くなってきた証拠なので
60日線で反発しても弱い上がり方をするか
60日線を下回る可能性が高くなっている。
と考えてください。
③前の高値を越えることができず
「トライ届かず」の形が出来上がっている。
これは、上記チャートをご覧いただいてのとおり
高値を更新することが出来ずに、株価が失速していますね。
では、ここから実際にどういう建玉の操作をしていけばいいのか
実際の建玉の操作を、ご覧ください。
同じチャートになりますが
右端の約4分の1の部分(灰色の部分)になります。
1つ1つ丁寧に見ていきましょう。
わかりやすいように拡大したチャートが下図になります。
・トライ届かず
・60日線タッチ
・500円の節目
以上の3点に注意しておいてください。
①2−0
この地点で、上昇6ヶ月目。
6ヶ月も上がり続けたのだから、いつ下がってもおかしくないな・・・
と思いながら、「トライ届かず」の形が出てくるのを待ちましょう。
前の高値に並んで陰線が出たので売りから入ります。
②2−2
緑の20日線まで、一旦下がったものの
すぐに跳ね返り、赤の5日線の上にローソク足が出ました。
このまま、上昇する可能性が出てきたので
ヘッジとしての買いを2だけ入れます。
③2−3
陽線で前の高値を越えて来ました。
もうしばらく上昇する可能性が出て来たので
買いを1追加します。
このまま上がり続けるのでないか?
と不安になる場面でもありますが
・上昇して6ヶ月目
・20日線に触れる回数が増えてきた
を心の拠り所に「トライ届かず」の形になるのを待ちます。
「売りは信念」をもつことが大事です。
④5−0
5日線を陰線で割って来たので
買いを全部切って、その分、売りを増やします。
⑤5−2
前の高値を超えないまでも
陽線で5日線の上に出て来たので
念の為、ヘッジの買いを2つだけ入れます。
⑥7−0
5日線を陰線で下回ったのが、先ほどに続いて2回目になります。
今度こそ、弱いと見て
買いを全部切って、その分、売りを増やします。
⑦10−0
待ってましたとばかりに、
キレイな「トライ届かず」のパターンになりました。
ここから、一気に株価が急降下します。
⑧10ー3
1回目の60日線タッチで
株価が、跳ね返っています。
買いヘッジを3だけ入れます。
一旦、売りを切ってもいいのですが
上昇期間が6ケ月も続いた後なので、
近い将来に、もっと大きな下げがある可能性が高いと考えます。
もしこの後、2度目に60日線に陰線でタッチした時は
もっと下がる可能性があると考えるのです。
その時の為に売り玉は、おいておきます。
⑨10−5
5日線の上にローソク足が出て来たので
買いヘッジを2増やします。
この後、どこまで上昇するかの目処として
下向きつつある「緑の20日線」とします。
これで売り10に対し、買いが5なので
半分ヘッジしたことになります。
⑩10−0
大きく下がった後の横ばいなので
ヘッジの買いを全部手仕舞います。
ここは正念場です。
6ヶ月間上がってきた株価が60日線まで下がって来て
20日線近辺まで上昇して来ました。
今、その20日線に押さえらています。
この後、横並びや下げて陰線が続くようなら
売りをドンドン積み重ねて行きます。
⑪12−0
一度、上がったけど、すぐ様5日線の下に落ちて来ました。
これは弱い証拠。
緑色の20日線も下向きになって来たので売りを追加します。
⑫14−0
二日連続、5日線の下で陰線が並びました。
20日線は、完全に下に向いて来ました。
更に下がる可能性がアップしたので売りを追加します。
⑬20−0
2度目の60日線タッチ。
前回の1回目の60日線タッチは、陽線で上昇しました。(⑧の部分)
その60日線を長い陰線で下回って来ました。
それと同時に、赤の5日線が60日線を下に抜いてきました。
再度、「トライ届かず」が出現しました。
相当、弱いと考えられます。
⑭ 22−0
紫色の100日線も下回って来ました。
少しだけ売りを追加します。
下値の目処は、オレンジ色の300日線か
大きな節目である500円辺りを考えておきます。
⑮ 0−0
節目の500円まで来たので
売りを全て手仕舞いします。
今回の暴落チャートの分析は、ここまでです。
あなたが、もし今後、
年内でも3年先でも5年先でも10年先でも・・・
上記のようなチャートと同じような形が出現した時に
・上昇6ヶ月目であること
・ローソク足が、20日線、60日線に接触する回数が増えて来ているということ
・トライ届かずのパターンが形成されていること
以上の3つの点に気がつけば、
かなりの確率で儲けることが出来るはずです。
あなたの周りにいる投資家が暴落して頭を悩ませている間に
あなたは余裕綽々で笑っていられるのです。
全国に投資家は3000万人いると言われています。
その中で「空売り」をする投資家は、約15%しかいないと言われています。
相場先生の元で私と一生に学んでいるあなたは
その15%に入っているのです。
全ては、チャートにあらわれます。
この講義の中で、お伝えしているような思考で
一つ一つのローソク足に真剣に考えトレードに取り組めば
どんな相場でも、儲けが取れます。
今回の内容等を、自分の頭で真剣に考えて
理解して、練習して、実践していただければ
必ず力になります。
他人の儲け話に乗るのではなく
自分の力で儲けが取れるようになるのです。
一緒に頑張りましょう。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。