相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。 今回も下げ局面に特化したトレードの練習をしていきましょう。 下記のチャートは「NTT都市開発」の日足チャートです。 このチャートを見て先ず気付かないといけないことは何でしょうか? 少し考えてみてください。 先ず、移動平均線が下から順番に 300日移動平均線(オレンジ色) 100日移動平均線(紫色) 60日移動平均線(青色) 20日移動平均線(緑色) ・・・と下から順番に期間の長い移動平均線が順番に並んでいます。 期間の長い移動平均線が、下から順番に並んでいる。 これは、相当、長い期間を掛けて株価が上がってきたということになります。 300日移動平均線が一番下にあるということは 少なくとも1年3カ月以上、株価が上げ続けてきたということです。 次に、2000円台の株価にとって大きな節目である3000円を 株価が越える事が出来ずに推移しているということ。 さらに、株価が60日移動平均線に触れる位置に注目してください。 1回目、2回目と株価が60日移動平均線に触れる期間よりも 2回目、3回目と株価が60日移動平均線に触れる期間の方が短くなっていますね。 上昇してきた株価が、少し下がり移動平均線に触れる。 その期間が短くなってきているということは 株価上昇の流れが変わりつつあるということです。 以上3点に気付けばいいと思います。 下記、チャート参照してください。 このチャートの右側を大きくしたものが下記のチャートになります。 3000円で株価が押さえられていること 60日移動平均線に触れる期間が短くなっています。 その後、実際の株価は、以下のように大きく下がりました。 ①から⑩まで、順番どういった考えで建玉の操作をしていけばいいか みていきましょう。 あなたも、自分の頭を使って、やってみてください。 その際に ・理由がないときの売り買いはしない ・理由がないときの玉の増減はしない。 そう決めてください。 1 回 1 回、真剣にやる。 では、行きます。 ①0-2 100日移動平均線(紫色)に触れる前に株価が反発し 60日移動平均線(青色)を陽線で越えようとしています。 緑色の20日移動平均線まで あるいは前の高値の3000円近辺まで戻る可能性があるとみて 買いを2だけいれます。 ②0-3 20日移動平均線を越えてきました。 株価が強く上がりそうです。 しかし、3000円の節目まで少ししかないので 上昇する余地は少ないとみて 買いは控えめに1だけ増やします。 ③そのまま様子見 前の高値かつ3000円という大きな節目で止まっているように見えますが まだ、5日移動平均線の上にあるので、何もせずに様子を見ます。 ④3-3 3日連続で株価が横ばっています。 やはり、前の高値かつ3000円という大きな節目で止まっているとみて 売りを3入れて、上がっても、下がっても、どちらに転んでもいいように3-3とします。 ⑤6-0 5日移動平均線を下回ってきたこと かつ、③④と横並んでいた株価の下値も割ってきました。 株価の上昇してきた勢いがなくなったとみて 買いを全部切って、売りを追加します。 ⑥8−0 長い陰線で、更に株価が安値を更新してきました。 かつ5日移動平均線が20日移動平均線を下に抜いてきたこと 更に今まで横ばいだった60日移動平均線も下向きになってきた事から 売りを2追加します。 ⑦10−0 60日移動平均線を下回ってきた かつ5日移動平均線が20日移動平均線を下に抜いてきました。 売りを追加します ⑧12ー0 更に、株価が100日移動平均線を下回ってきました。 かつ5日移動平均線が100日移動平均線を下に抜いてきました。 2500円の節目、あるいは300日移動平均線まで下がると見て 更に売りを追加します。 ⑨13−0 株価が5日移動平均線の内側にあるうちは下げが続きます。 安値を更に更新してきました。 並んだ安値を割ったら売りを入れる。  非常に簡単な作業です。 並んだ安値を割ったら売りを入れる。 ただ、2500円の節目に近づいていること および、陰線新値10本目とかなり下げてきたので 1だけ売りを追加します。 ⑩0−0 大きく下げてきた株価が300日移動平均線の手前で反発し 5日移動平均線を上回ってきました。 ここで全部手仕舞います。 株価は、6ヶ月間上がると、 基本的にはそこそこ大きな下げがあります。 今回のこのチャートは、6 カ月上げた後、下がりだしました。 あなたが、株を買っていたとして、 買ったものがもうかっているときに、 半年以上なんてなかなか、持てないのですよね。 塩漬株は別です。 一般に儲けようと思って買った株が上がれば 3カ月ぐらいで売りたくなる。 半年もた つと尚更の事、そろそろ売りたくなりませんか。 それから、東京マーケットの 60%以上を占めているのが外国人投 資家です。 この外国人投資家は買った株が利益が出ているときに、 半年以上持とうという考えはないのです。 何故かというと自分のボーナスをもらわなければならないから。 4 カ月とか、3 カ月で切らないと、 次のボーナスの査定に響くんですね。 早く利益を出して上司に見せなければならな い。 彼らのボーナス 3 億円とかを取るのですが、 3カ月 ぐらいで手仕舞って 「ほら、5億円もうけたでしょう。2割、1億円ボーナスください」という話です。 東京市場は日本人だけではない、ほとんど外国人です。 なので、6 カ月すれば売ってくる事が多くなります。 上昇3ヶ月目、6ヶ月目には特に注目するようにしておいてください。 T-Aimoto <補足> これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。 読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。 いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事 があれば、 内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。 1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。 基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。 頑張ってください。 >コンテンツ一覧へ