相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

今まで、上昇に特化した勝ちパターンを
ご紹介して来ましたが、

株は上昇ばかりではなく
当然のことながら下落することも多々あります。

そこで今回は
株価が下落する兆し
つまり下落局面のチャートパターンを
ご紹介していきたいと思います。

先ずは最要注意パターン。
高値圏で出た前日のローソク足を
丸々包み込む長大陰線です。

日足で当日と前日の2本で作られ
当日のローソク足の実態部分が陰線かつ、
前日のローソク足を
丸々包み込んでいる状態です。

下記、日足チャートをご覧ください。

前日のローソク足を
丸々、包み込んでいるというのは
当日の始値が前日の高値よりも高く
当日の終値が前日の安値よりも安い
ということです。

株価のエネルギーが一点に集中しつつある・・・
のではなく

株価のエネルがーがバラけていく
どんどん拡散していくような感じです。

この形を株価の高値圏で発見したら要注意。
買いを入れるのはご法度です。

また下落というのは一気にやってくるよりも
少し時間をおいてから、
大幅下落することが多いのです

”高値圏で出た前日のローソク足を
丸々包み込む長大陰線”

これを見つけたら買い方は油断禁物。
投資方針を一気に売り転換しましょう。

二つ目の売りのチャートパターンを紹介します。

これは非常に見つけやすい形で

数本のローソク足の高値が
緩やかに上がってから下がる・・・

”なだらかな山”の形を形成したものです。

買いの勝ちパターンの一つに
N字型の変形「なだらかな押し目」を
以前のご紹介しましたが覚えていますか?

この形を逆さにしたものが
「なだらかな山」です。

下記の週足チャートをご覧ください。

また、この「なだらかな山」は
週足だけでなく、日足でも月足でも機能します。

さらに、この「なだらかな山」は
多くの場合は高値圏で出現しますが
安値圏でも出現することも多々あるので要注意です。

高値を付けてから下がってきたから
買ってしまった・・・
そんなことにならないように気をつけてください。

高値圏だろうと、大底圏だろう
中段の保ち合い局面だろうと
「なだらかな山」を見つけたら
買うのではなく、売ることを考える。

そうチャートを見れるようになってくださいね。

さらに、その「なだらかな山」に
非常に似たパターンである
「上昇失速」パターンも確認しておきましょう。

下記チャートに
「なだらかな山」と「上昇失速」が
現れています。

違いは、「なだらかな山」は
下から徐々に上がって頂点を付け、
その後、元の位置まで下がってくるのですが

「上昇失速」パターンは
「なだらかな山」の半分だけ
つまり、下から徐々に上がって山の頂点で
放物線が終わっている形になります。

また、「なだらかな山」は
高値圏でも安値圏でも出現しますが
「上昇失速」パターンは
株価が上昇している途中で現れるのが特徴です。

これは、今現在、株価は上がっているけど
いつ下がってもおかしくないですよ・・・
そんな株価下落の予兆を物語っていると考えて下さい。

また、「なだらかな山」が出たら
株価は即下落しますが
この「上昇失速」は、出現してから
少し間を置いて下落することもあるので
用心することが肝要です。

最後に、「なだらかな山」の
売りのエントリーポイントについて
お話したいと思います。

以下は、非常に綺麗な
「なだらかな山」にチャートです。

その下落の起点となるのは
下記チャートの「A点」を割った時です。
A点となる可能性がある足を2つ書いてます。

ここで、いつも頭を悩ませるのが
どこをA点と見なすか?
ここが一番の課題になります。

安値を更新しダラダラと下がることもありますし
安値を一気に飛び越えて下落することも
安値とおぼわしき辺りでウロウロすることも・・・

また、ダマシのパターンになることもあります。

そのような様々な可能性を意識しながら
「なだらかな山」の崩れを狙いましょう。

株価に絶対は無いのですから・・・

以上、下落の前触れチャートを
3つ紹介させていただきました。

”トレンドライン”で大きな流れを掴み
一本一本の”ローソク足”を丁寧に見ていく。

”大局”を把握しながら
”細部”に気を払ってトレードをする。

株トレードは二刀流で行きましょう?

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ブログで学んだことを出来るようになる為の練習をしたい方は
以下の記事をご覧ください。

相本哲士の株トレード写経チャート21日間チャレンジ