こんにちは、相本です。

日々、どのようにすれば初心者の方が
株式の技術を習得できるようになるかを考える毎日です。

まずは、自分のトレード技術が初心者だと思っているうちは
簡単に売買できそうなわかりやすい場面に取り組みましょう。

よく、わからないところはやらない

このマインドを忘れないでください。

わかりやすい部分だけ取り組む。

当面の間、私、相本がその「わかりやすい場面」をピックアップして
実践練習をし、その練習結果を反省する。

失敗した場面も、隠さずに公開します。
人は成功体験よりも失敗体験のほうが学ぶことが多いと私は考えます。

成功は失敗の後にやってくる。

と言っても過言ではないと思います。

どんどん練習して、どんどん失敗し
それを反省し、本番のトレードに活かす。

そうやって、ご自身のトレード技術を磨いていきましょう。

 

では、早速、実践練習をしていきましょう。

今回は、大きく下げてきた株価が
はじめて5日線を陽線で越えてきたという場面に取りくみました。

下記、日足チャートをご覧ください。
(銘柄名は敢えて伏せています、
 先入観を持たずにチャート分析に徹していただきたいからです)

あなたは、このチャートからどういう戦略を立てますか?

 

 

まずは、この地点で気が付くことを並べてみます。

・3カ月ほどかけて大幅に下落してきた。
・5日線(赤)、20日線(緑)、60日線(青)ともに下がっている
・5日線の上に長い陽線が出て来た

そろそろ買ってもいいのいでは・・・

そんな局面です。

試しに、終値758円で200株を買い。

ここで、この後のシナリオを何パターンか考えてみましょう。

①そのまま上がり続ける
②横ばいになってから、上昇するあるいは下降する
③陰線が出て、元の下落局面に戻る。

この後は、どうなったでしょうか?

大きな陽線の後、すぐに20日線に陰線でタッチしてしまい。
すぐに手仕舞わなければなりませんでした。

768*200売りで、2000円だけの儲け。

実際のチャートは、先ほど描いたシナリオ②のパターン。
一旦、横ばい局面になり、
前の安値を下回らずに
5日線、20日線を同時に上回ってきました。

5日線と20日線でクチバシの形もできています。
また、陽線が多く出現しています。

大きく下落してきて、初めの5日線を上回る陽線で買ってもいいのですが
よりトレードの精度を上げたいのなら
1回目の上昇で直ぐに買いを入れるのではなく
1回目上昇した後、直ぐに下がったとしても
少ししか下げないで上昇しだした、という
2回目の上昇を確認して買ったほうが手堅いですね。

赤丸で買って、青丸で手仕舞いします。
798→818円*200株なので、4000円の利益となりました。

また、青の60日線の陰線で手仕舞いしましたが
もともと、60日線は右肩下がりなので、流れとしては下降局面、
最初に60日線にタッチした1つ前の陽線で手仕舞うべきでした。

ここで手仕舞い出来れば
798→848円*200株なので、10000円の利益になっていました。

 

もう一つ、よく似た「わかりやすい局面」のトレードをやってみましょう。
このパターンを何度も見て、あなたの脳裏に焼き付けてください。

引き続き取り組む局面は以下のパターンです。

 

株価が、5~7日連続で下げてきた後
はじめて5日線の上に株価が陽線で越えてきたという場面です。

過去のチャートを見ると
5日連続で、下げ続けたということは
多々ある局面です。

下記のチャートを見つけました。

5日線、20日線、60日線と3つの移動平均線が
全て下を向いている下落局面です。

そんな中で、はじめて5日線の上に
ロウソク足が陽線で越えてきました。

 

その後は、どうなったでしょうか?

 

やはり、①の陽線で買っていたら
翌日から、陰線が出て失敗していました。
大きく下がった後、すぐに大きく上がるということは
可能性として、かなり少ないのです。

やはり前回と同じく
②の陽線、つまり前の安値を下回らずに上昇したことを確認してから
買いをいれるのが安全ですね。

もっと安全に行くのであれば
③の20日線を上に抜けてから買いを入れても悪くないですね。

その後、赤の5日線が緑の20日線を追い越して上げ出しました。
これは強い証拠です。
青の60日線も横ばいになりつつあります。

7の法則に従って、7日連続上昇した
④で手仕舞いします。

 

これで、

4480円→5250円なので、200株の売買。
たった6日間で168000円の利益が出たことになります。

まとめ

・一度目の陽線ではなく、二度目の上昇を狙う
・上昇しだした株価が、下降中の移動平均線に触れれば
 陽線でも手じまう。

以上です。

株式トレードの練習方法。

①テーマを決める
②実際にやってみる
③どういう考えに基づいてトレードすればよかったか反省する

このことの繰り返しが、あなたを勝てるトレーダーへと
導いてくれます。

練習、練習、練習をしてくださいね。

 

T-Aimoto