相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。 今回の講義は、暴落した株価が 底を打つ」時の検証を試みたいと思います。 下図をご覧ください。 赤色のラインが「5日移動平均線」になります。 その5日線の内側でローソク足が推移し株価が下がってきます。 その下げが続く中で、いずれ・・・ 陽線が現れたり、5日線の上にローソク足が出てくる場面があります。 その後、再度下がっていくケースが多いのですが 徐々に、ローソク足が横バイになって下がらなくなり 5日線の上に数日間出てくるようになると底を打って 上昇局面へと移って行きます。 大きく下げた株価、ローソク足が「一回目」 陽線になったり、5日線の上に出ただけで底を打った・・・ と考えるのは、時期早々です。 一度だけ、陽線になったり、5日線の上に出ただけで底を打った・・・ と考えるのは、時期早々ですが 「今後、底を打つ前兆、兆しが出てきた。」 と考えてもらって問題ありません。 本当の株式投資のプロは 「一度、ローソク足が 陽線になったり、5日線の上に出ただけで底を打った」 その辺りから、買い下がりながら 少しずつ買いを仕込んで溜めていくのですね。 以下に、過去の日経平均株価が暴落した際の ローソク足と「5日移動平均線」との絡み具合を検証してみました。 是非、参考にしてみて下さい。 まずは、一つ目。 暴落してきた株価が、一旦は陽線で5日線に触れるものの その後、再度、下落するか横バイ・・・ 5日線の上に2日間、上回ると、その後上昇しています。 次の日経平均の日足チャートは 「5日移動平均線」だけでなく 「20日移動平均線」との絡み具合も注目してみて下さい。 ①下げ止まり予兆として、初めて5日線を上回りました ②下げ止まり予兆として、5日線を数日間越えました ③下げ止まり予兆として、初めて20日線を越えてきました 以上、3つの下げ止まり予兆があったにも関わらず、 その後、株価は下がってしまいました。 結局、「20日移動平均線」を数日上回る事ができた後に 本格的な上昇へと移っていきました。 株価には、ストーリーがあるのです。 暴落した株価が、すぐさま暴騰に転じるという事は まずありません。 まずは、5日線にタッチするが下がる。 次に、5日線を数日越えるが下がる。 そして、20日線にタッチするが下がる。 最終的に、20日線を数日間越えて上昇局面へと移っていく。 株式は少しずつ段階を踏んで上昇相場へと移っていくのですね。 3つ目のチャートは、 16000円で天井を付けて 下がった株価が5日線に何度もタッチしながらも下げ続け 結局、紫色の100日線で下げ止まって上昇していったパターンです。 下記の2つのチャートは 暴落してきた株価が、 「5日移動平均線」越えや「20日移動平均線」タッチでは下げ止まらず 「20日移動平均線」を数日間越える事によって その後、本格的な上昇局面になったチャートです。 以上、今回は、暴落した株価が底を打つ際の 「ローソク足と移動平均線の絡み具合」について検証してみました。。 一度だけ、陽線になったり、5日線の上に出ただけで底を打った・・・ と考えるのは、時期早々です。 暴落した株価が、すぐさま暴騰に転じるという事はなく 株式は少しずつ段階を踏んで上昇相場へと移っていくのです。 株価は少し成長する、 株価には上昇するためのストーリーがある。 それを肝に命じておいて下さい。 T-Aimoto <補足> これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。 読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。 いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事 があれば、 内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。 1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。 基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。 頑張ってください。 >コンテンツ一覧へ