相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。 今回は、暴落についてを考察していきます。 世間一般的に、『暴落』という言葉を聞くと 何かトンデモなく悪いことが起こっているかのように錯覚しますが 暴落が起こる前には、予兆があります。 それさえ、分かれば、暴落は悲惨などころか 大儲けするチャンス。 早く起こって欲しくてしょうがなくなります。 そこで、今回の講義では 特に暴落が起こる前には、どんなチャートの形をしているのか? 学んで頂けると幸いです。 暴落は年に、2・3回はある。 暴落というのは、年に2・3回、常にあります株価がずっと上がり続けるというのは無く 3ヶ月ないしは、6ヶ月間も上がり続ければ必ず下がります。 しかも、ずっと上がり続けて来たのですから 単なる下げでは無く、暴落が起こります。 こういった場合、空売りを知らない、 あるいは、空売りを知っていてもやらない投資家は 持っている株を、そのまま保有しつづける事になり それまでに上昇相場で取ってきた利益の大半を 瞬間に失ってしまう!!! 事になります。 しかし、その年に2・3回は起こっている暴落で 大損するのでは無く、逆に利益が取れるようになれば あなたの投資人生も、かなり様変わりするはずです。 ・ピンチはチャンス ・ピンチをチャンスに置き換える ということで、今回から、数回に分けて講義する 「暴落」の講義を、しっかり学んで頂いて 暴落時に、利益を出せる投資家になって頂きたいと思います。 相場先生は常々 買いで上昇を取るよりも 空売りで下げを取った方が早いし気持ちいい。 とおっしゃっています。 相場先生のご自身の利益の内、65%ほど 約3分の2は、空売りで取っているそうです。 ちなみに、日本全国で、株式投資において 空売りを使って売買している割合というのは 約15%だと言われています。 約85%の投資家は、空売りをやっていないのですね。 投資というのは、人と同じ行動を取っていては利益になりません。 人と反対、大衆と反対の行動を取れば儲かる可能性が高くなります。 ということは、世の中の85%の人がやっていない 空売りができた方が断然有利という事になりますね。 今回は、その暴落で儲けをとる為の講義、 これを徹底的にやって行こうと思います。 暴落が発生するタイミング。 まずは、暴落がどういった場面で起こっているのか? 過去の日経平均株価を分析して行きたいと思います。 まずは、下記の「日経平均株価」 2015年2月から、2016年3月の値動きです。 これを、ご覧いただくと 株価というのは、節目で上げ下げが、 一旦止まっているのが分かります。 ピッタリというわけではないのですが 1000円毎の節目である 「15000円」「16000円」「17000円」 「20000円」「21000円」 で、株価が止まっています。 ここから、読み取れることは 暴落の始まりと終わりは 「1000円毎の節目」近辺というものが かなり有効に使える指標だと言えます。 暴落時の特徴として挙げられる主なものとして まずは大前提にあるものとして、 暴落が発生するためには、 それ以前に、株価がかなり上昇していることです。 当たり前の事ですが、 それまで株価が上がってきたから、暴落が起こるのですね。 その上で、暴落時の特徴として ・上ひげ ・トライ届かず この2つがあります。 先ずは、上ひげ。 「上ひげ」というのは、ローソク足の形で 日中に大きく買われたものの、高値付近では売りものが多く、 株価を戻した場合、長い上ひげのロウソク足となります。 その場合、今まで買っていた人が、 天井付近で売り抜けていることが考えられ、 その後は売りが膨らむ傾向にあります。 また、上ひげが長ければ長いほど売り勢力が強いということになり 株価が下落する可能性が高くなります。 下図の①が「上ひげ」ローソク足の形になります。 次の暴落の特徴として ・トライ届かず 前の高値にトライ(挑戦)しようとしたものの 挫折して元の方向(下がる方向)に戻る動き 上に行って下げて もう一回、上に行ったけど その前に付けた高値に届かなくて下がってしまった・・・ 上図の②のパターンになります。 以下に、2000年以降の日経平均の暴落した場面を全て取り上げてみました。 暴落時の特徴である ・節目 ・上ひげ ・トライ届かず この3つに注目して、以下の日経平均株価のチャートをご覧下さい。 ・日経平均、2013年2月から2014年4月の日足チャート 16000円で株価が押さえられています。 左側は、長い「上ひげ」陰線で下げ、一気に紫色の100日線まで下げています。 右側の部分も、16000円を越えられず、「トライ届かず」で下がっていますね。 ・日経平均、2011年11月から2012年12月の日足チャート ・日経平均、2010年9月から2011年10月の日足チャート 2011年3月と言えば、東日本大震災の時に起こった大暴落ですが 震災が起こる前に、すでに「トライ届かず」のチャートが形成されています。 もし、大震災がなかったとしても、 ある程度の暴落は起こった可能性が高かったということですね。 ・日経平均、2009年7月から2010年8月の日足チャート ・日経平均、2008年7月から2009年8月の日足チャート かの有名な大暴落である「リーマンショック時」の日経平均株価です。 このチャートの左側の部分は、全ての移動平均線が下を向いています。 また、その移動平均線の並びが、上から 「300日線、100日線、60日線、20日線、5日線」と 長い期間の移動平均線から短い期間の移動平均線へと順番に並んでいます。 このパターンは、かなり強い下げ圧力が働いている事になります。 移動平均線の順番が変わるまで、買いを入れるのは待った方が良さそうです。 ・日経平均、2007年6月から2008年8月の日足チャート それぞれ、「上ひげ」「トライ届かず」で天井を打った株価が大きく下げ 「節目」である、15000円、13000円、12000円で 下げ止まっているのが、分かりますね。 ・日経平均、2005年11月から2006年12月の日足チャート このチャートの中央部分では、 「節目」である、14000円というだけではなく オレンジ色の移動平均線である、300日線で下げ止まっていますね。 ・日経平均、2003年8月から2004年9月の日足チャート 暴落した3つの局面共々、 「トライ届かず」の構図で下がっていますね。 ・日経平均、2003年5月から2004年6月の日足チャート 上記のチャートは、「上げ」にせよ、「下げ」にせよ、 「節目」となる、 12000、11000、10000、9000、8000円で止まっていますね。 ・日経平均、2001年4月から2002年6月の日足チャート ・日経平均、2000年1月から2001年3月の日足チャート 以上、2000年から2016年あmでの約16年間に起こった 「日経平均株価の暴落」を見てきました。 暴落時の特徴として挙げられるもの まずは大前提として、 大きく上昇してきた後だという事。 その上で ・節目 ・上ひげ ・トライ届かず この3つに特に注意して、 暴落の備えをしておいて下さい。 T-Aimoto <補足> これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。 読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。 いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事 があれば、 内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。 1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。 基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。 頑張ってください。 >コンテンツ一覧へ