相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回は、実践トレードに行く前に、
あなたがトレードをして行く際に無くてはならない道具。
株式トレードのプロの道具について、少しだけお話したいと思います。
プロには、道具というのがあります。
イチローだったら自分専用のバット。
大工さんなら、長年使いこなし的た鋸(のこぎり)や鉋(かんな)。
これって、めちゃくちゃ重要ですよね。
イチローが、いつも使っているバットじゃなく
他人のバットを使うと、多分いつものように打てないと思います。
大工さんも、いつもと違う道具だと、上手くできないはずです。
だから道具というものは非常に大事だと相場先生は常々おっしゃられています。
相場先生に習って「うねり取り」を勉強している、
あなたの道具は
チャートになります。
その
チャートをどう読み解くか?ひたすら訓練をするのですが、
そのチャートの中にあるのが「
移動平均線」。
移動平均線がなければ、あなたはトレードするのに困る事になります。
もし車にバックミラーやサイドミラーがなければ、
危なっかしくて運転できませんよね。
事故を起こしてしまいます。
実際に運転している最中では
バックミラー等、車に付いている道具を使って
安全であることを確認して運転するハズです。
移動平均線がなければ、車にミラーがないのと同じで
株式トレードにおいて、確認する材料が無く事故(損)してしまいます。
プロの道具はチャート。そして大事なものが「移動平均線」
相場先生が使う「移動平均線」の種類は
5日、20日、60日、100 日、300 日の5つだけ。
ぜひ、移動平均線に注目して、トレードをしてみてください。
ということで、
今回は、特に
移動平均線に注目したトレードをやってみようと思います。
下記のチャートをご覧ください。
三菱商事の、 4カ月間の日足チャートです。
このチャートを見て、気付くことは何ですか?
少し考えてみてください。
⑴100日移動線(紫色)を超えられない。
100日移動平均線に届かないということは、
過去 100 日の平均を日々取ったものに届かないわけですから、
過去 5 ヵ月の株価の居所をなかなか超えられないということです。
過去 5 カ月の平均以下に株価がずっと滞在しているということです。
②300日線(オレンジ)が上のほうにある。
300日というのは 1 年と 3 カ月です。
過去 1年と 3カ月の平均には程遠いということですから、
ずっと下げてきて、下のほうで、株価がうろうろしているということです。
要するに、株価がかなりの長い間、低迷しているということになります。
③700円台前半が下値の目途になっている。
では、1つ1つのローソク足について、丁寧に見ていきましょう。
あなたも、実際に自分でトレードしているつもりで
それぞれの番号が付いたローソク足で
あなたなら、どういう建玉をするか考えながらやってみてください。
①0-2
わずかですが、60日線(青)100日線(紫)越えて来たので 1だけ買ってみます。
まだ本腰を入れた買いはできないのですが試しの買いを入れてみます。
②2-1
60日線と100日線の両方を長い陰線で割ってきました。
まだ5日線と20日線の上にあるので
買いを全部切るの必要はないと思うので、買いを1だけ切って売り2を入れます。
とは言うものの・・・やはり60日と100 日を超えるのは難しそう。
ここで、この後に考えられる
シナリオは2つ考えて見ます。
一つは、明日も陰線で、60と100日線を超えられないまま下がってしまう。
二つ目は、明日は 60と100日線を超えてきて、次の節目である800円をまで上昇する。
③4-0
結局、下げてきました。
60日線と100日線の壁は厚かったということですね。
買いを完全に切って売り2追加します。
④5-0
5日線と20日線も完全に割ってきました。
前の安値に近いこともあるので、控えめに1だけ売りを追加します。
ここで、5日線と20日線の傾きに注目しておきましょう。
5日線、20日線共に傾きは下に向かっています。
且つ、5日線が20日線を下に抜けてきました。
ということは、5日間の株価の平均値が
20日間の平均の株価の平均値を超えることができていない状態です。
長い期間の平均値よりも、短い期間の平均値が低いということは
下げが加速しているという事になります。
ですから株価の勢いは弱いという事です。
⑤5-2
5日線を超えて来たので少し買いヘッジを入れます。
再度、移動平均線の傾きに注目
ここでも、移動平均線の傾きに注目してください。
5日線、20日線、60日線、100日線、 300 日線・・・・
全ての移動平均線が下向きです。
ですから、全体が下降傾向になる中の一時的な上昇と考えていいという事です。
⑥7-0
どうも20日線に頭を抑えられている。
かつ60日線が100日線を下に抜けてきた。
買いを切って、売りを追加します。
⑦8-0
5日線も割ってきたので、売りを1だけ追加します。
ここで、下げの目安を考えましょう。
その際に、役に立つのが
長い期間を見ることです。
少し見てみましょう。
(緑の線まで)あと10-20円くらいですね。
⑧0-0
前の安値近辺で、陽線が3本。
5日線を二日連続越えてきたので、ここでおしまい。
今回は、次の買いを入れず、ここでおしまい。
何故、買いを入れてうねり取りを継続しないのでしょうか???
こういう局面は、B局面と言って
上がっても、すぐに下げてしまう。
下がってもとまた上げる。
小さな上げ下げを繰り返す局面なので
前の安値の辺で切らないと、すぐ上がってしまいます。
延々と上がっていったり
延々と下がっていく場面ではなく、
その都度、区切っていく場面なのです。
局面を見分ける
長い期間の上昇局面なのか?下降局面なのか?
それとも横ばい局面の中の上昇局面なのか下降局面なのか?
ますは、そこをよく考えて
毎回トレードにのぞむようにしましょう。
今回は以上です。
参考になりましたか?
では。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。