相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回も「上昇局面のトレード」の練習をしたいと思います。
下記、「JR西日本」の日足チャートをご覧ください。
このチャートのグレー色になっている部分を売買してみましょう。
それぞれの丸で囲った番号が付いているローソク足で、
あなたならどういう建玉をしますか?
ローソク足、1本1本について売買する理由を真剣に考えてみてください。
・もしあなたが、この部分売買するとしたらどう売買するか?
・これをどういう理由で買うのか?売るのか?
売買する根拠を付けて、なぜ売買するのかを考えながら読み進めてみてください。
全体の株価が見えている状態で理屈を付けて売買してみる。
株価がどう動いたか?結果が見えてる状態で理屈を付けてトレードをやってみる。
株価がどう動いたかわかった状態で自分なりに理由を付けて売買できないと
実際に先の株価が見えない状態では、絶対に上手く売買できないです。
仮に上手くいったとしてもマグレなので再現性はありません。
ということで、自分なりに考えて理屈を付けて以下のチャートに取り組んでみましょう。
まず、チャートの左半分において、
中々、5000円という大きな節目を超えることができない状態が続いていることがわかります。
その後
①2-0
5日移動平均線(赤)と20日移動平均線(緑)だけでなく
60日移動平均線(青)も株価が割り込んで来ています。
かつ、5日移動平均線(赤)が20日移動平均線(緑)を下に抜いて来ました。
これは弱いので売りを2入れます。
②2-2
一度目、100日移動平均線(紫)に触りました。
陰線ですが、始めて移動平均線にタッチしたときは上がる可能性が高いので
100日移動平均線で下げ止まると考えて、買いを2入れます。
ただ、まだ下がる可能性もあるので売りの2はそのままにしておきます。
③2-2そのまま
100日移動平均線(紫)で踏みとどまった。
かつ5日移動平均線(赤)の上に出てきたので強いと言えますが
60日移動平均線(青)に抑えられているようにも見えるので様子見します。
④0-4
5日移動平均線だけでなく、20日移動平均線も60日移動平均線も越えてきました。
5000円という大きな節目も気になりますが
全部の移動平均線が上向きつつあるので完全に買いに転換します。
売りを2切って、買いを2足します。
⑤0-6
大きな節目5000円も越えてきました。
買いを2追加します。
この部分では、一番上に5日移動平均線(赤)
次に、20日移動平均線(緑)、60日移動平均線(青)
100日移動平均線(紫)、300日移動平均線(オレンジ)
と短い移動平均線から順番に長い移動平均線が並んでいます。
これは大きな上昇相場が続いている証拠でもあります。
⑥0-7
さらに、高値を更新しました。
節目らしい節目も見当たりません。
もう少し上昇局面が継続するとみて買いを追加します。
ただし、陽線新値5本目なので、買いは控えめに1だけ追加します。
⑦0-7そのまま
上昇継続中ですが陽線新値7本目、
かつ5500円の節目もあるので
これ以上、買いを追加するのはやめておきます。
この後の売り場を考えます。
⑩0-0
株価が5日移動平均線に陰線で触れ始めた。
さらにローソク足が陰線が多くなってきました。
これは上昇局面から横ばい局面になった可能性が高いとみて
全部手仕舞います。
株式トレードの練習は、
①全体が見えた状態で1本1本のローソク足について売買を考えるプラン。
②その後に、同じ部分を隠してやってみる。
③間違った部分を反省する(間違った理由を考える)
見えた状態で売買するのと、隠した状態で売買してみると
少し売買する考えが変わることも多々あります。
それでも構わないので
売買を入れるところは必ず理由があって入れ、
それができ るようになれば、どんな場面でも儲けることができるようになります。
それなら再現性がある。
理由があってできたのだから、同じ理由のときに、
そうなると、次の局面でも儲けがとれるようになります。
あとは、その練習の回数を如何に多くするかですね。
株は当てものではありません。
株は技術です。
技術は練習すれば身に付きます。
日々の練習を怠らないように
練習、練習、練習しましょう。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。